アイコン 情けない日本、今度は中国から検査キット提供受ける

Posted:[ 2020年2月21日 ]



厚労相は仕切りに1日当たり1000人、1800人、3000人の検査体制があると述べているが机上の空論、そんなにあるならば、3711人乗りのクルーズ船の全員検査は最大4日もあれば済む。
2月4~9日までのクルーズ船乗船員の検査数を見る限り、国立感染症研究所(NIH)の検査能力は日に60件しかなかった(現在、国立感染症研究所は検査数を増加させているか、他検査機関の協力体制ができ、数百人くらいの検査体制となっているようだが・・・)。
日本の検査は、検査時間が24時間以上かかり、その検査時間もネックになっている。19日から下船が開始されているが、下船者の陰性判定試料の検体採取は12日から行われており、下船直前の検体ではない。

国立感染症研究所は20日、クルーズ船の防疫体制をとった5日以前に、ほとんどの感染があったようだと早速逃げに出ている。
検査体制もなくクルーズ船全体を隔離させた張本人、データもろくに開示しておらず、乗組員の感染数とその担当業務の開示が必要だ。
(感染者が出た相室の乗組員や乗船客は、その後の検査も熱が出ない限り後回しにされ、その部屋に現在も隔離されたままになっている。これではそのときに感染していなくとも、相室に隔離された以降、感染してもなんら不思議ではない。乗組員は数名の相室になっているはずだ。ウイルスは1週間前後付着した先で生き続ける)
現在も業務中の乗組員に感染者がいない保証はどこにもない。



相室の人に感染者が現れない限り、乗組員は業務に付いているが、熱が出ない限り検査は後回しにされている。そうした人が感染していた場合、周りの乗組員や乗船客に感染させてきた可能性は否定できない。
国立感染症研究所は、データに基づかず、感染者にヒアリングもせず、安易に発表することでもないだろう。発症する人は早ければ感染してから1日~4日でも発症している。12.5日とか14日は発症するまでの最長期間だ。

韓国の新興宗教の教会では信者の感染者(18日判明)が、9日と16日に教会の例会に参加、20日までの検査結果で信者42人が感染していることが判明している。

<中国政府、日本へ検査キット提供>中国でも足りない状態の中
駐日中国大使館は、日本国内で新型コロナウイルスの感染者が相次いで見つかっていることを受け、中国の公益基金会などを通して、20日までにウイルスの検査キットを国立感染症研究所に提供したことを明らかにした。
中国大使館は「ウイルスに国境の区別はなく、国際社会が共同で対応していくことが求められている。中国側は引き続き、日本側にできるかぎりの支援を提供し、両国民の健康と安全、および地域と世界の公衆衛生の安全をともに守っていきたい」としている。
日本のタカラバイオは、中国の検査キットメーカー向けに、検査キットに使用する薬剤をフル生産している。

<あの韓国も>
韓国保健福祉部のパク・ヌンフ長官は17日、加藤厚労大臣と電話会談し、韓国の診断試薬・技法(PCR)の開発および効果に関する情報を日本側に提供し、積極的な協力の意向を表明したと明らかにした。韓国の新PCR方式は、感染判定まで6時間しかかからず、日本の方式の1/4の時間で判定結果が出る。

日本は政治も科学技術も2003年のSARS当時から何の進歩もなく後退あるのみ。ノーベル賞受賞は古きよき時代の勲章、当時の小泉の聖域なき削減によりすべてが停滞した。その間、中国のGDPは4倍拡大している(中国、実質で2003年22兆元⇒2019年90兆元/伸率4.1倍)(韓国、1052兆ウォン⇒1843兆ウォン/伸率75.1%増加)(日本、471兆円⇒539兆円/伸率14.4%増加)。
それも最近の中国はインフラでも企業の投資でもIT技術・AI投資を急拡大させている。日本は票になる土建主体で・・・・上から下までアゴタンばかり。
 NIHに予算配分を十分行っていれば、こうしたことはならなかっただろう。NIHの予算が増加するということは、将来未来のための学術研究予算も当然連れて上昇していたはすである。何かが狂っている。

 

 


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