精密金型製造の大野精密工業(株)(所在地:埼玉県春日部市豊野町2***)は3月23日、さいたま地裁において自己破産を申請した。
負債総額は約12億円。
資本金は3500万円、従業員は54名。
精密金型製造の大野精密工業(株)(所在地:埼玉県春日部市豊野町2***)は3月23日、さいたま地裁において自己破産を申請した。
負債総額は約12億円。
資本金は3500万円、従業員は54名。
同社は昭和34年創業の自動車メーカーを主な取引先にした各種鍛造金型、精密金型、鍛造用治工具の製造会社。平成26年3月期には約9億円の売上高を計上していた。
しかし、リーマン・ショックによる自動車業界の大幅設備投資減に同社は赤字から債務超過に陥り、自動車業界は海外への工場建設を加速させ、国内の設備投資は限られ、同社の受注は戻らず、厳しい経営環境が続き、平成31年期も7億円台の売上高にとどまっていた。同社はそれまで各種機械や装置を最新設備に更新してきていたことから、そうした設備投資にかかわる借財も大きく、事業継続を断念して今回の事態に至った。
申請代理人には江原智弁護士(048-940-3971)ほかが任命されている。