JR東日本クロスステーションが展開する書店「BOOK EXPRESS大崎店」(東京都品川区)と「BOOK COMPASSリエール藤沢店」(神奈川県藤沢市)が、2026年11月に相次いで閉店する。ブランド公式SNSの発表によると、大崎店は11月6日、藤沢店は同10日が最終営業日となる。
大崎店はJR大崎駅の北口改札内に出店する書店。一方、藤沢店はJR藤沢駅に直結した商業施設「リエール藤沢」の3階に位置し、1997年2月に開業した前身の「BOOK EXPRESS」から約29年間、駅利用客や地域住民に書籍を販売してきた。
同社系列の駅立地書店では、2024年から2025年にかけても仙台、大宮、桜木町で店舗閉店が確認されている。ただし、今回の2店舗の閉店理由は明らかにされておらず、書店事業全体の撤退が発表されたわけではない。
大崎駅のBOOK EXPRESSが11月6日閉店 北口改札内で営業
BOOK EXPRESS大崎店は、東京都品川区のJR大崎駅2階、北口改札内にある書店。書籍や雑誌などを扱い、通勤・通学などで駅を利用する人々の買い物需要に対応してきた。
通常営業時間は平日午前8時から午後10時、土曜日は午後1時から午後8時、日曜・祝日は正午から午後7時。駅利用客の生活時間帯に合わせた営業を行っている。
店舗ではJRE POINTやVポイントに対応し、図書カードなどによる支払いも可能となっている。
今回、11月6日での営業終了が決まった。大崎駅北口改札内における後継店舗や、閉店後の区画の利用計画については確認できていない。
藤沢店は1997年2月開業 約29年の書店営業に幕
BOOK COMPASSリエール藤沢店は、神奈川県藤沢市のJR藤沢駅に直結する商業施設「リエール藤沢」3階にある書店。改札外に位置し、ビジネス書や実用書、文庫、コミックなどを取り扱っている。
JR東日本クロスステーションの公式施設案内によると、前身の「BOOK EXPRESS」は1997年2月に開業した。長年にわたり駅利用客や周辺住民に親しまれてきた書店で、2021年には現在の屋号へ変更している。
リエール藤沢は2021年7月15日にリニューアルオープン。1階を食品販売、2階を飲食、3階を書籍・雑貨・カフェなどが集まるフロアとして再構成した。
この改装に合わせ、従来のBOOK EXPRESSは「BOOK COMPASS」として営業を再開した。新刊や話題書を分かりやすく紹介する売り場づくりに加え、隣接するカフェで購入前の書籍を試し読みできる取り組みも導入された。
JR東日本建築設計の実績資料によると、リエール藤沢の2021年のリニューアル工事は改修面積2480.44平方メートル、地上3階建ての商業施設を対象として実施された。
2021年の改装から約5年、前身の書店が開業した1997年からは約29年を経て、同店は11月10日に閉店する。
なお、今回の閉店はBOOK COMPASSリエール藤沢店に関するもので、リエール藤沢全体の営業終了ではない。
仙台・大宮・桜木町でも系列書店が閉店
BOOK EXPRESSとBOOK COMPASSは、株式会社JR東日本クロスステーションが展開する駅立地の書店ブランド。同社は駅構内のコンビニエンスストア「NewDays」や土産物店、商業施設なども運営している。
同社系列の書店では、近年ほかにも店舗の閉店が確認されている。
2024年5月6日には宮城県仙台市の「BOOK EXPRESS仙台店」が閉店。同年9月5日には埼玉県さいたま市の「BOOK COMPASSエキュート大宮ノース店」が営業を終了した。
さらに2025年3月5日には、神奈川県横浜市の「BOOK EXPRESS CIAL桜木町店」が閉店。同店では閉店前にコミックグッズや文具などを対象とした閉店セールも実施された。
今回の大崎・藤沢両店を含めると、2024年から2026年にかけて同社系列の駅立地書店で少なくとも5店舗の営業終了が確認できる。
一方、BOOK COMPASSでは既存店の移転やリニューアルも行われている。2023年にはエキュート上野店が売り場を移転して営業を再開しており、すべての店舗変更が恒久的な閉店というわけではない。
これらの閉店や移転について、同社が書店事業全体を縮小する統一的な方針を発表したことは確認できていない。
閉店する2店舗の概要
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店舗名 |
所在地・立地 |
閉店予定日 |
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BOOK EXPRESS 大崎店 |
東京都品川区・JR大崎駅北口改札内 |
2026年11月6日 |
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BOOK COMPASS リエール藤沢店 |
神奈川県藤沢市・リエール藤沢3階、改札外 |
2026年11月10日 |
駅立地の書店2店舗が営業終了 閉店理由は未公表
BOOK EXPRESS大崎店、BOOK COMPASSリエール藤沢店はいずれも、鉄道利用客が日常的に立ち寄れる立地を特徴としてきた。
特に藤沢店は、1997年の開業から2021年の施設リニューアルを経て営業を続けた書店であり、約29年間にわたって駅直結の商業施設で書籍を販売してきたことになる。
今回の2店舗の閉店理由について、店舗側は具体的な説明を明らかにしていない。電子書籍の普及、売上不振、賃貸借契約などを閉店の直接原因とする資料も確認されていない。
両店舗の営業終了後、駅構内や駅直結施設の書店区画がどのように利用されるのか、またBOOK EXPRESS・BOOK COMPASSの店舗網に今後どのような動きがあるのかが注目される。
※2026年10月26日時点の確認情報。閉店予定日や営業案内は変更される場合がある。