アイコン 文化シヤッター/鐵矢工業を子会社化へ

同社は、鹿島や竹中など大手ゼネコンに対し、スチールドア・鋼製建具の設計・製造・施工、形鋼スクリーンの設計・製造・施工を行っている鐵矢工業(株)の100%を取得し子会社化すると発表した。 

同社は買収理由としてドア事業を拡大するため、生産における東西2拠点体制を強化するとともに、拡販に注力中。その一貫として、今回、東の供給体制を充実させるとともに鐵矢工業(株)が有する固有技術による受注拡大を目的とし、同社の株式を取得するとしている。株取得日は4月2日予定となっている。

鐵矢工業(株)(東京都中央区銀座1-8-8、代表:鐵矢匡生、事業所:柏市)は、平成23年1月の売上高が24億70百万円、経常利益47百万円、当期利益が▲33百万円、総資産が25億44百万円、自己資本が4億15百万円となっている。

鐵矢工業(株)には、子会社に東北鐵矢工業(株)(山形県鶴岡市田代字広瀬16番地)があり、同社の東北強化に貢献するものと思われる。
文化シヤッターはシヤッター業界第2位であるが、1位の三和シヤッターの半分以下、先行きの需要は、少子化や事務所集約型の高層ビル化で、景気がよくならない限り明るい見通しはない。今回のように既存市場を切り開くしかないだろう。

連結/百万円
2009年3月期
2010年3月期
2011年3月期
2012年3月期予
売上高
111,848
93,390
97,274
100,000
営業利益
-348
-3,141
775
2,200
経常利益
-159
-3,542
1,128
2,600
当期利益
-2,287
-10,062
1,549
1,900
総資産
89,232
74,900
80,400
 
自己資本
39,091
29,165
29,539
 
資本金
15,051
15,051
15,051
 
有利子負債
1,450
---
4,600
 
自己資本率
43.8%
38.9%
36.7%
 
 
[ 2012年3月 8日 ]
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