アイコン ヤマックス(熊本)/3月決算  営業利益段階で赤字 最終黒

同社は当期について、土木用セメント製品事業は、東日本大震災による被災地の再建に向けて今後重点的な公共事業投資が予想される中、他の地方自治体における公共事業投資の方向感は定まりを見せず消極的な姿勢のまま推移した。
このような状況の中、引き続き大型製品プレキャスト化等の設計活動を中心とした受注活動を進め、また、平成23年8月には熊本県球磨郡相良村に人吉工場・営業所を開設し、熊本県南部への展開を強化した。 
しかしながら、国の政策の動向を傍観するあまり発注遅れとなっていた公共事業投資も下期には工事発注が活発になったものの、未消化のまま翌年に繰り越される工事もあり、遅れを取り戻すまでには至らなかった。

その結果、売上高は73億12百万円(前年同期比▲8.8%減)、営業利益は4億54百万円(前年同期比▲
35.7%減)となった。
建築用セメント製品事業については、東日本大震災の影響により一時的に停滞感を伴う市況となったものの、総じて民間建設投資は緩やかな回復基調にて推移した。

このような状況の中、設計事務所及びゼネコンに対する設計活動の強化や受注確保に繋げる営業活動に取り組み、当社が手掛けた九州地区の民間建設投資案件や関東地区のマンション床板案件などは受注も順調に推移し、業績もほぼ計画通りとなった。しかしながら、連結子会社の(株)ミナト建材が手掛ける商業ビル壁板案件につき、同業者間における熾烈な価格競争により販売単価が大幅に下落、同社の業績を大きく下振れさせ、当事業の損益に影響を与えることとなった。
その結果、売上高は39億59百万円(前年同期比6.6%増)、営業損益は▲1億38百万円の損失(前年同期
は21百万円の利益)となったとしている。
 
 震災復興の土木用PCの受注強化が望まれよう。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期
12,951
422
172
317
10年3月期
13,797
614
415
432
11年3月期
11,792
236
95
31
12年3月期
11,500
-257
-312
60
前期比
97.5%
 
 
193.5%
13年3月期予想
13,200
230
100
30
13年期予/12年期比
114.8%
 
 
50.0%
12年3月期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
12,625
2,637
2,637
20.9%
 
[ 2012年5月14日 ]
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