「第一防災」の辻村社長を逮捕 関東支店長も
国交省が発注した消防設備の点検業務を巡る談合事件で、逮捕された消防設備会社の支店長がほかの業者を集めるなど談合を取り仕切ったとみられている。
支店長と一緒に逮捕された辻村典彦社長は、価格調整について報告を受けて承認していたということで、警視庁が詳しい経緯を捜査している。
この事件は、大阪の消防設備会社「第一防災」の社長、辻村典彦容疑者(46)と、川崎市にある関東支店の支店長、田中徹容疑者(41)が、国土交通省の東京航空局が発注した消防設備の点検業務の入札を巡って談合をしたとして、競売入札妨害の疑いで警視庁が逮捕したもの。
これまでの調べで、2人は入札直前の昨年9月初め、ほかの複数の参加業者に入札価格の調整を持ちかけ、見返りとして1社当たり数十万円の支払いを約束していたことが分かっている。
さらに、支店長の田中容疑者が発注側から入札参加業者を聞き出し、都内の喫茶店に集まるよう連絡するなど実質的に談合を取り仕切ったとみられている。
社長の辻村容疑者は、田中容疑者から価格調整について報告を受けて承認していたということで、警視庁は、ほかの入札参加業者や発注側からも事情を聴いて詳しいいきさつを捜査している。
以上、
これだけではないだろう。当案件では99%で落札しており、予定価格が漏れていたとしか言いようがない。
ほか東京航空局の入札では、なんとまぁ予定価格の99.42%で落札している会社もある。天下りをいっぱい抱えているのだろうか? 天下りを抱えていなければ、こうして挙げられる確率が高くなるのが官庁組織の常。
発注者
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東京空港事務所
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案件名
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平成26年度 東京空港事務所消防設備点検
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契約締結日
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平成26年9月11日
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落札者
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第一防災(株)
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大阪府守口市大日東町12-5
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入札方式
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一般競争入札
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予定価格(円)
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13,966,229
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落札価格(円)
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13,824,000
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落札率
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98.98%
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