アイコン 4月の住宅着工戸数4ヶ月連続増の9.0%増 相続税対策の賃貸16.0%増で牽引

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平成28年4月の住宅着工戸数は82,398戸で、前年同月比で9.0%増となった。また、季節調整済年率換算値では99.5万戸(前月比0.2%増)となった。

・ 利用関係別にみると、実数値では、前年同月比で持家、貸家、分譲住宅ともに増となった。
住宅着工の動向については、平成26年4月の消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の影響からの持ち直しが見られた後、前年同月比で横ばいの傾向となっていたが、直近では4ヶ月連続での増加となっている。
増加は、資産家・金持ちの相続税対策用の賃貸マンションなど賃貸物が全体を牽引している。
国交省は、引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。

<総戸数>
○新設住宅着工戸数は 82,398戸。
・前年同月比 9.0%増, 4ヶ月連続の増加。
○新設住宅着工床面積は 6,640千㎡。・前年同月比 4.8%増, 3ヶ月連続の増加。
○季節調整済年率換算値では 995千戸。・前月比 0.2%増, 4ヶ月連続の増加。

<利用関係別戸数>
1、持家
○持家は 23,567戸(前年同月比 1.2%増, 3ヶ月連続の増加)
・民間資金による持家は 20,831戸(同 0.6%増, 2ヶ月連続の増加)
・公的資金による持家は 2,736戸(同 5.6%増, 14ヶ月連続の増加)
民間資金による持家が増加し, 公的資金による持家も増加したため,持家全体で増加となった。

2、貸家
○貸家は 35,504戸(前年同月比 16.0%増, 6ヶ月連続の増加)
・民間資金による貸家は 31,019戸(同 12.3%増, 6ヶ月連続の増加)
公的資金による貸家は 4,485戸(同 50.8%増, 3ヶ月ぶりの増加)

3、分譲住宅
○分譲住宅は 23,029戸(前年同月比 9.0%増,3ヶ月連続の増加)
・マンションは 11,936戸(同 7.8%増, 3ヶ月連続の増加)
一戸建住宅は 10,933戸(同 10.5%増, 6ヶ月連続の増加)

<地域別戸数>
○首都圏 総戸数(前年同月比 7.5%増)
持家(同▲0.9%減),貸家(同 13.3%増),
分譲住宅(同 5.5%増)、うちマンション(同 2.4%増),うち一戸建住宅(同 10.0%増)

○中部圏 総戸数(前年同月比 2.6%増)
持家(同▲4.0%減),貸家(同 増減なし),
分譲住宅(同 32.4%増)、うちマンション(同 130.3%増),うち一戸建住宅(同▲0.8%減)

○近畿圏 総戸数(前年同月比 32.9%増)
持家(同 8.4%増),貸家(同 57.9%増),
分譲住宅(同 23.4%増)、うちマンション(同 34.9%増),うち一戸建住宅(同 12.5%増)

○その他地域 総戸数(前年同月比 4.2%増)
持家(同 1.9%増),貸家(同 9.4%増),
分譲住宅(同▲1.4%減)、うちマンション(同▲21.9%減),うち一戸建住宅(同 16.5%増)

<戸建、建築工法>
・プレハブは, 10,850戸(前年同月比▲0.3%減, 2ヶ月連続の減少)
・ツーバイフォーは, 10,259戸(前年同月比 9.3%増, 3ヶ月連続の増加)

[ 2016年5月31日 ]
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