アイコン GS「ベストプライス」展開の(株)アルフレックス(京都)/破産 負債額159億円

ガソリンスタンドの(株)アルフレックス(京都市中京区柳馬場通御池下ル柳八幡町65、代表:近藤憲和)は10月18日、債権者の整理回収機構が京都地方裁判所へ破産を申し立て、保全管理命令を受けた。保全管理人には、木村圭二郎弁護士(電話06-6222-5755)が選任されている。
負債額は約159億円。

同社は、特石法が撤廃された平成8年後の平成12年3月に設立され、平成18年には、「ベストプライス」の店舗名で全国のGS市場を席巻した。
しかし、リーマン・ショックで再度不況入りした日本経済下、エコカーによる燃費改善もあり、競争が激化、同社は不採算店の店舗閉鎖を進めたが財務内容を大幅に悪化させていた。そうした中、整理回収機構が平成26年2月に社有不動産に対し、仮差し押さえを申し立て、登記がなされたことから経営不振が表面化した。その後、資産隠し、強制執行妨害などで逮捕者を出すなどして、オーナーの経営陣はゴチャゴチャになり、現在は11店舗を運営していた。

同社に関しては、意見聴取期限の11月18日までの間、保全管理人の管理下で直営のガソリンスタンド11店舗は営業を継続させる。
保全管理人は、直営店舗の営業継続と従業員の雇用確保のためスポンサー探しをしている。

京都新聞2015年11月20日の記事
資産約39億円を海外口座に隠し、整理回収機構(RCC)の差し押さえを妨げた強制執行妨害容疑で京都府警が再逮捕、送検した不動産会社「ペキシム」(解散)の元社長西山正彦容疑者(69)と、次男で石油販売会社社長の篤磨容疑者(38)ら5人について、京都地裁は11月20日、京都地検の勾留請求を却下した。地検は同日、5人を釈放した。

5人への勾留請求は18日に認められたが、弁護側は「約40億円の事件として捜査しているのに、逮捕、再逮捕と2回に切り分けて勾留するのは不当」と準抗告していた。

また京都地検は20日、資産約2億円を隠した強制執行妨害の罪で、西山正彦、篤磨両容疑者の2人を起訴した。地検の起訴後の勾留請求は認められた。

起訴状によると、ペキシムがRCCに負う債務に関し2013年10月24日から11月8日に、正彦被告が実質支配する「アルフレックス」(京都市中京区)社の口座から約2億円をカナダの法律事務所の口座に送金し、RCCの差し押さえを妨害した、としている。地検は2人の認否を明らかにしていない。

2016年07月28日強と新聞記事
資産を海外の口座に隠して整理回収機構(RCC)の差し押さえを妨げたとして、強制執行妨害の罪に問われた石油会社「アルフレックス」(京都市中京区)の社長(39)への判決が7月28日、京都地裁であり、中川綾子裁判長は懲役1年6月(求刑懲役2年6月)を言い渡した。
判決によると、2013年2月と10~11月、同社の口座から計41億6千万円を、香港とカナダの銀行に開設された別会社名義の口座などに送金。RCCの差し押さえを妨害した。
 中川裁判長は量刑理由で、「手口は大規模かつ組織的で、犯行で重要な役割を果たした」と述べた。
 

スポンサード リンク

[ 2016年11月 8日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ