ランド、再建策実るか
同社は2月期本決算内容を発表、売上高457億30百万円、経常利益▲20億29百万円、当期利益▲90億71百万円、純資産42億36百万円、総資産479億58百万円、有利子負債319億14百万円。
上記有利子負債のうち6億円をDES(債務の株式化)により処理すると共に、4億円の第3社割当による新株引受権付社債発行。
両方とも同じ会社に対しての割り当て、実行日は4月30日。新株予約権の行使期間は09年4月30日～2010年4月29日までとなっている。行使後の発行数はユー・エス・アール81,976株、耀耀81,976株(両社とも代表同)となり、各23.2%取得して筆頭株主となる。
前期の総資産は835億69百万円、有利子負債は505億82百万円であったことから、09年２月期はかなりスリム化している。しかし、処分しやすい物件から処分して借入を減らしているとしたら、今後のスリム化には時間がかかろう。
今回の増資は同社の経営規模から見れば僅少で、自己資本の強化のためにも再度大型の割当増資が必要となろう。
[ 2009年4月16日 ]
