アイコン 日立製作所 ♪この木 何の木 気になる木

この木なんの木エコまで偽装したらアカン。同社の強さが見えなくなって久しいが、核となる事業は何であろうか。昔はモーターやタービンが強かった。
同社の状況を見る。
(情報通信システム)
売上高は、6,009億円となった。サービス事業は、システムインテグレーションは公共分野向けが好調に推移、アウトソーシング事業も堅調に推移、ハードウェア事業においては、通信ネットワーク機器は好調した。ソフトウェア事業はOS関連ソフトウェアが振るわなかった。であった。
ハードディスクドライブやディスクアレイ装置の売上が円高の影響を受けたほか、サーバも振るわず

 
(電子デバイス)
中小型の液晶ディスプレイ事業は堅調に推移、㈱日立ハイテクノロジーズの半導体製造装置事業が国内外の半導体メーカーの設備投資抑制の影響により低迷。
 
(電力・産業システム)
売上高は、海外向けを中心に鉄道車両・システムが堅調に推移、しかし自動車や建設機械の世界的な需要低迷の影響を受け、自動車関連機器や日立建機㈱の建設機械の売上が低迷。なお、当部門の主力である電力・産業システム部門の受注高も自動車関連機器を中心に振るわず
 
(デジタルメディア・民生機器)
売上高は、業務用空調機器は堅調に推移、しかし事業構造改革に伴う薄型テレビの海外における販売数量の絞込みの影響があったほか、パソコン向け光ディスクドライブ等のデジタルメディア製品や海外向け家庭用空調機器が景気悪化による需要減少の影響により低迷
 
(高機能材料)
売上高は、自動車や半導体の世界的な需要低迷により、日立電線㈱、日立金属㈱及び日立化成工業㈱の自動車関連や半導体関連向け材料・部品等の売上が低迷、日立化成工業㈱の子会社売却損発生

(物流及びサービス他)
システム物流や新規案件の受託により㈱日立物流は堅調に推移、しかし海外の販売子会社が振るわず
 
(金融サービス)
売上高は、日立キャピタル㈱において設備投資の低迷に伴うリース需要減少の影響を受け振るわず
 
としている。
 
 
21年3月期の連結予想は、売上高前期比△10.7%の10兆200億円、営業利益同△88.4%の400億円、税前利益△3,800億円、当期利益△7,000億円。
前期連結実績は、売上高11兆22百億円、営業利益34百億円、当期利益△581億円。自己資本2,兆17百万円。
規模もでかけりゃ、赤字もでかい。
 
同社の前期末の借入金融機関は、本体は日生300億円、みずほ282億円、明治安田250億円等、日立キャピタルはみずほ246億円等となっている。この銀行取引から見れば、支援金融機関はなかろう。自己資本は20.6%あるが、今回7,000億円の赤字予定で公的資金導入の表明を行わざるを得ない状況ということがわかる。
 
 
がんばれ日立!

 

[ 2009年4月22日 ]
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