アイコン 09年3月の住宅着工件数の状況

沖縄は全国一活況
全国の住宅着工件数は、66,628戸で前年同月比▲20.7%ダウンとなった。
景気指標である東京は11,287戸で▲5.5%ダウンでおさまった。しかし、内容は賃貸マンションが53.7%増の5,850戸、肝心の分譲マンションは、▲38.6%と大幅ダウンである。まだ明るさは見えていない。
九州は全滅状態である。全国平均より▲8.3ポイントも悪く、長崎・佐賀・宮崎・鹿児島は前年比▲40%以上のダウンである。
九州の着工件数の約半分を占める福岡の状況は、前年比▲22.2%のダウンとなった。
分譲マンションが全く建たなかった県が、鹿児島・宮崎・大分・佐賀・長崎であり、着工されたのは福岡と熊本県だけであった。
シリコンアイランドと呼ばれる九州。北部九州の自動車工場も含め、減産・派遣斬り、撤退と全滅状態である。こうした実体経済が明るさを見せない限り、着工件数の回復は見込めない。
沖縄は全国一活況を呈している。官庁街の一角で大再開発が行われており、米軍の移転は普天間だけではなく、那覇港・グアム等あり、国から大量の資金が沖縄に流れ込んでいることを反映した動きとなっている。
 
[ 2009年5月 7日 ]
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