アイコン ユニオンホールディングス株主訴訟

同社社長は、株主からTTG(粉飾決算で2007年1月上場廃止)への44億9000万円の増資引き受けたことについて、調査会社の調査で粉飾決算の情報を得ていたにもかかわらず、2005年3月から3回にわたり増資を引き受けたとして、44億9,000万円を会社に返還するよう求めた株主訴訟がなされた。
ユニオンホールディングスは、増資を仲介した三井住友銀行と大和SMBCに対して、44億9,000万円の損害賠償請求訴訟を起こしている。
 
ユニオン株価グラフ
ユニオンの三井住友銀行に対する訴訟は、単なる仲介ならば「あんたの負け」。しかしコンサルとして仲介していたら、株価評価の妥当性などについて三井住友側がユニオン側に提出した証拠書類を提出しているはずであるから勝目が少しある。裁判官が大手銀行や大手証券会社が仲介料目的に安易に紹介するのを牽制するため、画期的な判決をなすこともありえる。望みは薄いが。
[ 2009年5月 8日 ]
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