電通、100年ぶり赤字
電通王国も100年ぶり赤字となった。しかし赤字最大の要因は投資有価証券の評価損であり、評価損額は511億16百万円に達している。
株価が上がれば今後含み益となろう。
因みに評価損後の投資有価証券残高は、まだ1,744億64百万円もある。
電通は儲かりすぎてお金の使い道が分からず、有価証券を腐るほど所有していた結果である。
電通・連結
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(単位:百万円)
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決算年月
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平成19年3月
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平成20年3月
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平成21年3月
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平成22年3月予
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売上高
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2,093,976
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2,057,554
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1,887,170
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1,634,400
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経常利益
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70,044
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67,993
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53,363
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23,900
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当期純利益
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30,688
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36,246
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-20,453
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11,400
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純資産額
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577,046
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590,861
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473,149
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総資産額
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1,268,049
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1,251,912
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1,092,543
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自己資本比率
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43.7
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45.3
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41.4
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売上減は、新聞テレビの広告料収入減である。トヨタが1000億円の年間広告費を700億円に削ったように家電メーカー等輸出関連企業が軒並み広告費用をケチっている。なお、インターネット広告は専業広告会社を尻目に前期より16.3%増加させている。
売上高の減少は、北京オリンピックの特需があったにもかかわらずであり、来期の1兆6千億円の売上高予想も頷ける。
[ 2009年5月12日 ]