アイコン ナノキャリア、東大と独占ライセンス契約

ナノキャリアは、東京大学および㈱東京大学TLO とカチオン性のポリアミノ酸に関する独占ライセンス契約を締結したと発表した。
同社によるとカチオン性のポリアミノ酸である新規物質およびsiRNA など低分子核酸との高分子イオン複合体を形成する技術。本技術は、疾患部位の細胞内にエンドソームと呼ばれる小胞体の形で取り込まれた後に、効率よく核酸を細胞質内に放出して作用を発現するというもの。従来の遺伝子技術に比べ、毒性を抑え、siRNA の効果を発揮しやすくしたものであり、今回の独占ライセンス契約締結により、がん、炎症および肝臓などの局部疾患を対象としたsiRNA 医薬品の研究開発に弾みがつくとされる。
 
siRNAは、RNA干渉(RNAi)(遺伝子の発現抑制)と呼ばれる現象に関与しており、伝令RNA(mRNA)の破壊によって配列特異的に遺伝子の発現を抑制する。この現象はウイルス感染などに対する生体防御機構の一環として進化してきたとみられる。
※難しいけど、遅れている日本の医学発展に寄与するものであろう。
○中国の清華大学は、過去中国の財政難により自主経営を強いられたため、資本家と提携して各種新製品の開発研究に努めた結果、今では世界のトップクラスの技術を山ほど有する大学に変身している。
○九大で世界に光る研究しているものはあるのかな。めげるな爆発。

 

[ 2009年5月26日 ]
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