これに対し知事は「わたしを次期総裁候補として、次の衆院選を戦う覚悟があるのか」と条件提示して即答を避けた。
その後の記者会見で東国原知事は「自民党は体質を変えない限り国民の支持を得られない。外部から新しい風を入れて、血液を入れ替える覚悟が必要だ」「(条件を)実行すると約束していただけるのであれば、何らかの政治行動は取らないといけない」
古賀氏は「いま総選挙で民主党に政権を渡すわけにはいかない」
その後のテレビで東国原知事は「(自民)党としての経験が蓄積されていることを重視し、自民党が下野することになっても民主党で出馬することはない」とコメント。

＜政治家の反応＞
○　細田博之自民幹事長は「知事が総裁候補を条件にしたのは、（出馬打診を）断るための冗談だろう」
○　大島理森国会対策委員長は「総裁になりたいなら、国政での経験、研さんを積んで、期待が集まってからだ」
○　自民党幹部は「あほらしい。のぼせない方がいいよ」
○　ある派閥領袖は「そんなばかな話はあるか」と吐き捨て。
○　古賀派幹部(古賀氏の動きに)「衆院選で多くの候補者を当選させるのが目的」では。
○　首相に近い党幹部は「東国原氏から『次期総裁に』と言われると、やはり自民党は麻生首相では戦えない、というメッセージになりかねない」と懸念。
○　山崎派古老「麻生では駄目だと知事に言わせたのでは」
○　麻生首相「おちょくったような気持ちで言っておられるとは思わない」

○　鳩山由紀夫民主代表は「知事の１期目も終えていない中で、政党を救うために知事の職を投げ捨てるみたいな発想が、県民や国民に理解されるのか。疑問があるのではないか」「宮崎県の宣伝マンとしての活躍は素晴らしいが、国会議員にふさわしいかはコメントする状況ではない」
○　民主国対幹部は「古賀氏ははらわたが煮えくり返っているだろう。首相も哀れだ」
○　大阪府の橋下徹知事は「本当に言ったんですか？　しゃれとしか思えない」と笑い飛ばした。

※24日午前0時時点のヤフー意識調査結果
東国原氏は首相として、ふさわしくない64%、ふさわしい29%、その他8%

東国原英夫氏の略歴