アイコン 【衆院選】注目の福岡選挙区

麻生さん・山崎拓さん・太田誠一さん・古賀誠さん・鳩山邦夫さん

自民党の大物代議士が5人もいる福岡の選挙は、自民党にとって厳しい戦いとなっている。福岡の選挙は1区から11区で戦われているが、注目区は山崎拓さんの2区と、太田誠一さんの3区、弟子との一騎打ちになった古賀誠さんの7区である。

 2区は、福岡市の中央区・南区などが選挙区。民主党から元気一杯の稲富修二氏が、老獪な山崎拓さんの対立候補として立候補している。稲富氏は松下政経塾出身で熱弁力を持ち、演説会もあふれんばかりの盛況であったが、拓さんも引き締めに懸命で拓さんの演説会も大盛況であった。報道では若手の稲富氏がリードしている。2区の場合、女性票が鍵を握り、そうした層に若くて歯切れの良い稲富人気が湧き上がっているのだ。

3区は、福岡市西区から糸島半島が選挙区であるが、民主党の藤田のおばさんが太田誠一さんをリードしている情報が多い。同選挙区は九州大学移転に伴い、学生・職員等が大量に移住しており、福岡のベッドタウンとして新興住宅地も多く、保守地盤ではなくなっており、前々回の選挙ではいろいろあった太田さんに藤田さんが競り勝った実績がある。今回選挙は民主の風が吹き荒れており、太田さんはかなり苦戦しているようである。藤田さんが一歩リードの様相。

7区は、筑後の南部地区で過疎化が進む大牟田市などが選挙区、古賀誠さんがここまで選挙活動する姿は過去なかった。というのも民主から八女市長であった野田さんが担がれたが、当の野田さんは古賀誠さんの元秘書、古賀誠さんの選挙や地盤を知り尽くしている間柄、それも八女市長を辞しての立候補であり力が入っている。
情勢は、過疎化が進展する地盤に有明海湾岸道路など公共投資を入れ続けた実績をアピールする古賀誠さんが一歩リードしているようだ。しかし野田さんには、八女市長の実績と民主の風が吹いており予断を許さない情勢である。

6区は、昔は絣とゴムの町として栄えた久留米市が中心の選挙区、ブリジストンの創業者石橋正二郎(生家、久留米市)の孫(母方)に当たる鳩山邦夫氏が、前回から当選挙区から立候補している。郵政問題でここまで名を上げたら安泰である。保守地盤でもある。

8区は飯塚市を中心とする選挙区、麻生首相のお膝元である。麻生太郎氏は自民党で当幹部が誰もしない全国行脚を続けているが、当然留守居役で選挙は取り仕切られている。飯塚市は麻生グループで持っているような街であり、麻生氏が必死に全国行脚しているだけに同情票もあり問題ない。

1区は、福岡市東区などが選挙区、民主党の松本龍さんが、民主の風も吹いており、爺(松本治一郎)様が作り上げた地盤があり安泰。

4区は、当選4回の官僚出身の渡辺具能さんに対して、民主党から山口(元)県議であった古賀敬章氏が立候補している。今回ばかりは渡辺さんも必死である。当選挙区は福岡市のベッドタウンとして今では新興住民が圧倒的に多くなっており、そうした層が選挙へ行けば、新人の古賀氏が優位であり、またそうした層が今回の選挙では投票に行くとしている。報道機関では古賀敬章氏がリードしている情報である。

今回の選挙は知名度より民主の風が吹き続けている。

後省略

※大手雑誌社の記者がワンサカ、自民党の大物代議士が落選した場合の記事執筆のため、福岡に押しかけている。当然、選挙後の記事用である。
 

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[ 2009年8月27日 ]
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