アイコン 銀ノ板(福岡市中央区今泉)/食中毒事件で営業停止

10月3日3名の客に発生した食中毒事件、病因物質:カンピロバクターであったが、同店は1日間の営業停止処分を受けた。カンピロバクターによる食中毒事件は全国の飲食店で多発しており注意を要する。同店が衛生管理上まずかったのではなく、肉類や鶏肉を扱うどこの店舗でもおきる可能性があるカンピロバクター菌による食中毒事件である。

カンピロバクター菌:
一般に動物の腸管、生殖器、口腔などに常在する。酸素濃度 3 ~15% 及び 温度は30 ~ 37度の条件で増殖。この菌は低温に強くて4度でも長期間生存する。しかし乾燥には弱い。 
1982年には食品衛生法で厚生省に報告する食中毒事件票の「病因物質の種別」の中に加えられ、食中毒起因菌として指定されている。
カンピロバクター属の内で、人に腸炎を起こす菌種としてカンピロバクター・ジェジュニとカンピロバクター・コリが知られているが、実際に検出されるのはほとんどカンピロバクター・ジェジュニ菌。
 人のカンピロバクター感染症では、発熱、腹痛、下痢、血便を伴う腸炎症状がみられ、治療をすれば2-5日で回復することが多いが、時に症状が長引く場合もある。また、まれに虫垂炎や腹膜炎等の下痢症以外の症状がみられることもある。
菌が体内に侵入してから発症するまでの潜伏期間が比較的長く、一般に2-7日間かかるのも特徴。鶏肉などの肉類は本菌により汚染されている可能性も高く、そのため、これらの食品はカンピロバクター食中毒の主要な原因食品である。
飲食店での肉類や鶏肉は、熱処理した物を可能な限り提供しよう。
体調の悪い人は、特に菌にも負け安いことから、加熱処理されたものを食しよう。

 

[ 2009年10月22日 ]
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