アイコン 九州各県の分譲マンション開発状況⑦/福岡県福岡市中央区

福岡市中央区の分譲マンションは、ほぼ出尽くし感があるリーマンショックの後遺症。しかし、デベロッパーはまだ様子見段階のようで、小粒な物件開発が多くなっている。
中央区はどうしても地価が高いため、地場デベロッパーの出番が少なくなる傾向にあるが、過去福岡に君臨していた地場デベの名前が一切ないのはさびしい限り。替わって台頭してきているが、アルバクリエイトやゼネコンの照栄建設、それに変わらない地場大手系列不動産会社となっている。中央大手の三井不動産や積水ハウスは淡々と駒を進めているようである。

現在販売もしくは販売が計画されている物件総数は、判明分で21棟、一番古いのが、ゆったり構える鹿島建設の大濠の物件、それに西鉄の大濠公園タワーズなどがある。大濠公園周辺は住宅一等地であるものの、公園周辺ならば東急建設が建てた物件が既に売れたように価格が高くても何とかなるが、少し離れると価格ばかりが高く、販売に苦戦しているようである。
来年以降の竣工予定物件は5棟、2010年に竣工及び竣工予定分は10棟、2009年以前竣工分は6棟となっている。
中央区で販売されている100戸以上のマンションは、2010年2月に小笹で竣工した第一交通のマンションだけだが、大型マンションだけに少々苦戦しているようである。

 <福岡県の分譲マンション着工戸数の推移>

 
2006
2007
2008
2009
2010
戸数
前年比
戸数
前年比
戸数
前年比
戸数
前年比
戸数
前年比
1
822
14.3
484
-41.1
1,139
135.3
249
-78.1
286
14.9
2
1,276
18.4
1,001
-21.6
424
-57.6
955
125.2
95
-90.1
3
715
-24.0
1,053
47.3
337
-68.0
286
-15.1
898
214.0
4
640
48.1
693
8.3
662
-4.5
348
-47.4
418
20.1
5
602
67.7
399
-33.7
1,424
256.9
695
-51.2
62
-91.1
6
1,266
32.3
1,060
-16.3
461
-56.5
195
-57.7
244
25.1
7
711
-28.0
306
-57.0
780
154.9
196
-74.9
298
52.0
8
883
65.7
346
-60.8
1,034
198.8
108
-89.6
378
250.0
9
1,149
9.8
212
-81.5
870
310.4
66
-92.4
 
 
10
955
-22.4
78
-91.8
595
662.8
363
-39.0
 
 
11
1,564
33.9
143
-90.9
427
198.6
252
-41.0
 
 
12
1,245
8.1
501
-59.8
609
21.6
473
-22.3
 
 
年計
11,828
 
6,276
 
8,762
 
4,186
-52.2
 
 
2007年6月建築基準法改正による確認申請の審査遅れ表面化
2007年7月サブプライムローン問題表面化
2008年9月リーマンショック

[ 2010年10月25日 ]
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