福岡市は、職員の所得税を源泉徴収しながら、翌月に税務署に支払っていたことが発覚、税務署から04年10月から09年7月までの追徴課税6880万円の支払命令を受けた。福岡市は公費から支払うとともに、退職者や職員から1500万円を集めたとしている。

　　※連帯責任である。全職員から相当分を給与カットし、公費支出分を穴埋めることである。3月には期末手当が1.5ヶ月分くらい出る。

　　福岡市役所は給与計算の知識あるのかね。電算データのチェックミスとするとはなさけない(5年間も)。

 

福岡市は長浜の魚市場前の道路を拡幅工事している。そのため魚市場の西冷蔵庫施設(福岡市が所有)が道路に掛かり、東隣に移転改築することになった。

7月16日公募型プロポーザル方式により入札が行われ、18億5千万円を提示した八千代JV(大高建設・共栄建設)が落札した。ところが、議会に対して疑惑アリとの情報が寄せられ、議会でも取り上げられ、且つ県民新聞にも取り上げられたため、福岡市は八千代JVとの契約を保留、調査に入った。その調査結果がこのたびまとまり、12月2日入札方法の一部にミスがあったというすばらしい見解を作り、落札者との契約を見送ることを決定した。

4月3日　　公募開始

6月5日　　提案書締め切り

7月16日　最優秀提案者八千代JV選定　18億5千万円。

 

①     今林・岩崎・中村JV

②     西中洲樋口・西鉄・オークスJV

③     北洋・照栄・内藤JV

④     上村・松本・黒木JV

 

お粗末

①     福岡冷蔵が原案作成させた設計会社に福岡市も発注

施設を運営している福岡冷蔵が、移転建設案の策定(原案)を依頼した設計会社に　　　

福岡市もその後の本チャン(同一案件)を依頼したこと。依頼先：㈲澤建築研究所。

※     設計事務所が原案策定のためメーカーに見積もりを取っているが、見積もり　　

のため図面データをめーかーに送り込んでいた。その図面テータが八千代JVの大高建設に渡って、入札において有利に展開したとされる。

(他の入札参加社は、入札までの時間がなかったと証言している)

※     設計事務所からメーカーに対してデータの極秘扱い等の指示がなされていなかったため、メーカーが大高に渡している。(大高建設は、地場では各種倉庫建設の第一人者である)

②      市担当者も原案コピーを紛失している。

福岡冷蔵に返却したとしているが、福岡冷蔵側は返却されていないと証言している。結果担当は転勤もしており、失くしたかも、例によって記憶にありませんとのこと。

③     市の担当が、入札者の提案内容の価格を勝手に改竄している

などであるが、入札に当たって八千代JVにだけ原案図面があり、他の入札参加者にはなかったのは不公平であるとして、契約が見送られたもの。

当問題は、議会にタレ込み情報がもたらされなかった場合、八千代JVで既に建築が着手されていたものと思われる。

④     福岡市は実績のない㈲澤建築研究所に何故依頼したのか

市担当者の説明では設計入札が2社だけだったため、もう1社入れようと福岡冷蔵がお願いしていた㈲澤建築研究所に参加願った。3社とも最低価格であったため抽選で㈲澤建築研究所に決定した。(話が出来すぎ)

　　

魚の冷蔵庫施設は実用・実務型施設なのに、福岡市は入札形態を何故提案競技型にしているのであろう、何か下心があったのであろうか･･･。