12月のオフィスビルの空室率状況
福岡市天神地区では、空室率8%以下が、オフィスビル新築投資のバロメーターとされているが、なんとその倍の空室率。不動産ミニバブルが如何に東京から福岡に押し寄せていたかがわかる。これでは向こう3年~5年、福岡ではオフィスビルが建ちそうにない。
不動産ミニバブルの後半戦に福岡市場に参入した東京建物の大型オフィスビルはガラガラのまま。今では向こう1年家賃0という新築ビルも登場している。テナント側は不況のためオフィス縮小の動きも目立ち、家賃低下も既存ビルで進行している。
※新築建物とは築後1年以内の建物
空室率/% | 平均空室率 | 既存建物 | 新築建物 |
福岡ビジネス地区 | 15.38 | 14.33 | 43.17 |
札幌ビジネス地区 | 11.17 | 11.17 | 0 |
大阪ビジネス地区 | 10.34 | 9.13 | 42.21 |
名古屋ビジネス地区 | 12.58 | 11.31 | 46.45 |
東京ビジネス地区 | 8.09 | 7.78 | 22.67 |
対象棟数 | 建物棟数 | 既存建物 | 新築建物 |
福岡ビジネス地区 | 585 | 572 | 13 |
札幌ビジネス地区 | 409 | 409 | 0 |
大阪ビジネス地区 | 839 | 819 | 20 |
名古屋ビジネス地区 | 484 | 465 | 19 |
東京ビジネス地区 | 2,637 | 2,590 | 47 |
三鬼商事の資料に基づく
[ 2010年1月19日 ]
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