２１日長崎県知事選挙の投開票がおこなわれ、橋本つよし氏（民主・社民・国民推薦）らを破り、中村法道知事（事実上、自民支援・公明推薦）が誕生した。
　橋本つよし選挙事務所に、森川正純なる人物が用意周到にもぐりこみ、選挙活動をしているふりをしていたらしい。この人物は、諌早市土地開発公社発注工事で競売入札妨害罪で処罰され、長崎県から営業停止処分２月３日から２ヶ月間を受けている「有明商事グループ」に所属していた。休暇をとったか、退職したことににしたのかは不明であるが、少なくとも倫理的に許されることではない。
　また、この森川正純なる人物は、県議会議員・中村和弥（自民党所属）の政治資金団体「中村和弥後援会」の政治資金収支報告書の‘経理事務担当者’になっています。この職は後援会の中枢の役割ではないのですか。中村和弥県議は自民党議員として、中村法道氏を積極的に応援し当選させた。
　中村県議の秘書であり、有明グループの社員であるこの人物より、橋本陣営から中村陣営へ情報流出がなされていたとの疑惑もあり、橋本陣営ではこんな人物と一緒に真面目に選挙運動しても馬鹿らしいと、戦意喪失。橋本選対を疑心暗鬼にし、活動が鈍ったとの声もあり、苦戦をしいられ、落選に至ったことは悔やまれてなりません。
　県のリーダーを決める大切な選挙において、こんなことが許されるのでしょうか。森川正純なる人物が有明グループに戻ることはないと思いますが、今後の行動に注目したいと思います。