アイコン 平成22年9月の全国の住宅着工動向について

・9月の住宅着工戸数は71,998戸(前年同月比17.7%増)、季節調整済年率換算値で83.7万戸(前月比1.0%増)。足元では持ち直しの動きがみられるものの、依然として低い状況が継続。

・依然として厳しい雇用・所得環境等により、当面、予断を許さない状況が継続すると見込まれることから、今後の動向を十分注視していく必要がある。経済対策の効果も期待される。

(持家)
持ち直しの動きがみられる(前年同月比12.9%増、季節調整値の前月比0.9%減)。

(貸家)
2か月連続で前年同月の水準を上回ったものの、雇用・所得環境等が依然として厳しい中、低い水準が継続(前年同月比2.2%増、季節調整値の前月比10.0%減)。

(分譲マンション)
6月以降は前年同月の水準を上回っているが、9月は前年同月比124.8%増の10,524戸となった。特に首都圏における着工戸数が6,897戸で前年同月比216.4%と大幅に伸びたことに起因している。首都圏の着工戸数は全国の65.53%となっており、首都圏に偏った着工戸数増となっている。全国では、雇用・所得環境等が依然として厳しい中、依然として平成20年以前の水準を大きく下回っており、在庫調整局面が継続しているとみられる。

クリック⇒ 全国・首都圏・東京・九州各県別の住宅着工戸数月別状況表

[ 2010年10月30日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
この記事を見た人は以下も見ています(住宅着工件数、)
スポンサードリンク