ＪＲ九州は、九州新幹線全面開通（３月１２日）に向け、新博多駅を改築中であるが、アミュプラザ博多内の9階と10階フロアーに、日本でも最大級の飲食フロアー「シティダイニングくうてん」を開設する。新博多駅ビルの阪急百貨店オープンは３月３日。
当飲食フロアーに出店する４６店舗は、九州初の出店も多く楽しみであるが、阪急百貨店博多の集客力に依存したものとなろう。

●シティダイニングくうてん店舗一覧

新博多駅ビルも開通直後は賑うだろうが、福岡の大型店舗売上高の総計は、長い間減少傾向にあり、景気が回復しない限り、パイの奪い合いでしかない。また、九州新幹線開通で福岡に魅力がなければ、単なる九州観光の通過点に陥る可能性すらある。

新博多駅ビルは開通景気をどこまで持続できるか、来年夏から秋にかけて、巻き返しをはかる天神やキャナルも新しい商業施設を続々登場させてくることから、目が離せない。