エバーグリーンの観覧車解体中 作業クレーン強風で横転/福岡マリノア
7日夕刻、福岡市西区のマリノアそばにある日本一でかい観覧車(120m)を解体中の巨大クレーン車が横転、クレーン運転手がケガをしたほか、隣接する建屋や駐車場の車両がペシャンコになった。
原因は消防署などで調査中であるが、当時15メートル前後の強風が吹いており、強風でワイヤーに予想以上の負荷がかかり、切れ、クレーン車はバランスを失い横転したものと見られる。当巨大観覧車の最後の支柱解体を行っていた。巨大観覧車は台湾に移送されることになっていた。
大型商業施設マリノアシティを運営する福岡地所が、最初に観覧車を同地に造ったが、そのそばに、コンテナで世界に君臨するエバーグリーン(台湾)が「エバーグリーンマリノアホテル」で進出、平成13年、隣接して高さ120メートルの巨大観覧車「スカイドリームフクオカ」を造った。
福岡地所の観覧車より二廻り大きく、福岡地所はカンカンになり、エバーグリーンに対して撤去を求めたが、エバーグリーンは、日本語は分かりせーんと分からぬ振りをして拒絶していた。
しかし、地元では珍しさも一巡、他に集客施設もないことから、客離れが進みエバーグリーンは、観覧車を平成21年9月閉鎖していた。同社は台湾企業に施設機材一式を売却して、台湾に移送することになっていた。
なお、福岡地所の観覧車は、夜はネオンが点灯して、博多湾の水面に映る姿は美々である。
解体作業を行っていた業者は、保険に入っているのだろうか。観覧車の支柱も折れ曲がっており、大変な被害額が算出されるだろう。


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