明豊エンタープライズ/実質破綻のADR申請
ジャスダック上場の明豊エンタープライズは26日、ADR申請を行い受理されたと発表した。同社は「シェルゼ」シリーズの分譲マンションを開発していた新興デベロッパーで、関東を中心に関西へも進出していた。今回のADR申請は遅きに失したともいえる。
既に、金融機関からは存分に貸し剥がしにあっており、今7月期決算では、有利子負債も56億円まで減じ、債務超過に陥ってしまっていた。
今後よほどのスポンサーでも付かない限り、新たな金融機関からの借入れは望み薄と見られ、ADRにより一時的に生き延びたとしても、開発業者として、苦しい展開をしいられることになると思われる。ただ、昔に返り、販売代理業で生き残りをかけるならば別であろうが・・・。
明豊エンタープライズの連結業績推移 | ||||
連結/百万円 | 2008年7月期 | 2009年7月期 | 2010年7月期 | 2011年7月期 |
売上高 | 59,585 | 54,026 | 14,299 | 13,051 |
営業利益 | 3,532 | -8,012 | -498 | -1,729 |
経常利益 | 1,739 | -8,885 | -1,054 | -2,021 |
当期利益 | 421 | -9,980 | -1,369 | -2,752 |
総資産 | 81,780 | 29,550 | 18,465 | 5,877 |
自己資本 | 12,701 | 2,635 | 1,297 | -1,443 |
資本金 | 2,286 | 2,286 | 2,286 | 2,286 |
有利子負債 | 64,927 | 22,283 | 15,808 | 5,637 |
自己資本率 | 15.50% | 8.90% | 7.00% | -24.60% |
[ 2011年9月27日 ]
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