オリンパス損失隠し事件で逮捕の面々　グローバル・カンパニー、アクシーズ・ジャパン

東京地検特捜部と警視庁は１６日、オリンパスの損失隠し事件で、金融商品取引法違反（虚偽記載）の疑いで次の７名を逮捕した。

旧経営陣３人
前会長兼社長の菊川剛容疑者（７０）ら旧経営陣３人
前常勤監査役の山田秀雄容疑者（６７）
前副社長の森久志容疑者（５４）

指南役
野村証券会社ＯＢの中川昭夫容疑者（６１）（アクシーズ証券元代表取締役）

実行部隊：グローバル・カンパニー

代表取締役の野村証券ＯＢ横尾宣政容疑者（５７）

取締役の羽田拓容疑者

取締役の小野裕史容疑者。

米国在住の佐川肇氏は？？（米で司法取引が成立していたら、日本での逮捕は無理）

指南料としてオリンパス側から、数十億円が数回にわたり、同社の銀行口座に振り込まれており総額は１００億円前後に上ると見られている。今後これらの指南役や実行部隊の方々は脱税容疑でも立件されるおそれもある。

また、昨年１０月１９日、ロイターのインタビューに応じたウッドフォード氏は、２００８年２月のジャイラス買収をめぐって、オリンパスが米国に登記のあるアグゼス・アメリカ（ＡＸＥＳＡｍｅｒｉｃａ）およびケイマン諸島に登記のあるアグザム・インベストメント（ＡＸＡＭＩｎｖｅｓｔｍｅｎｔ）の２社に６億８７００万ドルを支払ったと語っていた。ウッドフォード氏は、ＡＸＥＳとＡＸＡＭについて「オーナーも不明で、外部監査人も利害関係がないと証明できないようなケイマン諸島の会社に７億ドル近くを支払ったことは異常だ」と指摘していた。ケイマン諸島のＡＸＡＭは、オリンパスが最後の支払いを済ませた３ヶ月後に当たる２０１０年７月に登録料未払いで金融会社の登録を取り消されていたとされる。

　　逮捕されたオリンパスの役員たちは、株主からこうした巨額の手数料・指南料について、役員個人に対して支払請求を起こすよう、会社側に請求される可能性が高い。

（株）グローバル・カンパニー
会社法人等番号		127830-中央区日本橋
本店		東京都中央区日本橋2-3-21
法人成立の年月日		1998年6月29日
設立時		東京都豊島区巣鴨5-7-2
元・現の役員
横尾宣政代表取締役	逮捕	テクノマイニング
臼井康広取締役		LGTリヒテンシュタイン
中田昌宏取締役
羽田　拓取締役	逮捕	テクノマイニング代表取締役
小野裕史取締役	逮捕	テクノマイニング
田中　稔監査役		レコルテ代表取締役
テクノマイニング（株）	⇒	東京都渋谷区広尾5-19-17　広尾GTビル4F
・テクノマイニングは強毒性鳥インフルエンザの感染拡大に対応できる消毒液材の開発を行っている。

アクシーズ・ジャパン証券株式会社
会社名	アクシーズ・ジャパン証券株式会社
所在地	〒103-0021　東京都中央区日本橋本石町1丁目2番1号　東洋経済ビル7F
設　立	平成10年1月
資本金	１億円
主要株主	中川昭夫　　佐川肇
代表者ﾌﾟﾚｼﾞﾃﾞﾝﾄ & COO	吉田稔　（平成１２年当時、中川昭夫が代表）
従業員数	15名(平成14年4月末現在)
主たる業務	ディーリング業務(有価証券の売買)、ブローカー業務(有価証券売買の仲介)
主たる業務	セリング業務(有価証券の分売)、情報提供、コンサルティング業務
ディレクター（平成１２年当時）	濱田雅行（ＮＯＶＡ事件ではコンサル会社「ルーツ」の社長として、三菱レイヨンの残高証偽造事件で登場）
	林　雅之
	村田正已
	西森仁志
	市村拓也
トレジャラー（平成１２年当時）	佐川肇
関係会社	アクシーズ投資顧問株式会社
関係会社	Axes America, LLC　代表：高橋芳徳