電子機器の生産を請け負う電子機器受託生産（EMS）では世界最大の企業「鴻海精密工業」、フォックスコン（富士康）は、同社の子会社で鴻海グループのブランド名でもある。台湾に本社を構え、生産拠点は主に中国の深圳やベトナムなど。
同社グループは、世界の企業から受注しているが、受注先や製品名は一切明らかにしていない。
　デルやヒューレット・パッカード、アップルといった大手メーカーにマザーボードや各種コネクタをはじめとした各種パーツのOEM供給、筐体の組み立てを行っている老舗として世界規模の市場では知られている。
特にアップルからは、携帯電話iPhoneおよび電子書籍のiPadを受注し、フォックスコンが生産している。
従業員は８０万人、うち中国に５４万人。

中国深圳では、賃上げや雇用条件の労働争議が多発、労働者の自殺問題などを抱え、中国内陸部にも数十万人規模の拠点開設を計画している。

世界の工場=富士工の委託生産しているメーカーと製品名
＜PC関連>
インテル社、AMD社のマザーボード
デル、ヒューレット・パッカード社のパーソナルコンピュータ
ヒューレット・パッカード社のインクジェットプリンター
＜家庭用ゲーム機＞
ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション3
プレイステーション2とプレイステーション・ポータブル
任天堂のニンテンドーDS、Wii
マイクロソフトのXbox 360
＜電子書籍＞
アップルのiPodシリーズ、MacBook Air等
＜携帯電話等＞
モトローラ、ノキア社、ソニーエリクソン、iPhone 、ソフトバンクBBのADSLモデム・光BBユニット
＜テレビ＞ソニーのブラビア

あの亀山モデルで有頂天になっていたのは幻だったのだろうか。

韓国に隙をみせた　ソニーの愚かさ

ソニーは液晶につき、サムスンと提携したが、技術だけ持っていかれ解消している。今では主従が完全に逆転している。当時から台湾勢と組めばよかったのにと思われて仕方がない。

シャープの亀山工場の一部（液晶）は、中国企業に売り渡したが、その工場の方がよほど利益を出しているのが現実だろう。世界や１３億人の中国の国民の大部分がＴＶに求めているのは、所得も少ないことから、高級すぎるＴＶでは決してない。

三洋電機は、白物家電の生産をハイアールと提携して中国で生産した。しかし、技術だけハイアールに持っていかれ、三洋は提携解消したものの、売る力もなく潰れてしまった。ハイアールの三洋鳥取（工場）は、その名残である。