アイコン JR九州/中期経営計画「つくる2016」3,700億円へ 大分駅開発重点 上場視野

JR九州は5日、中期経営計画「つくる2016」を発表した。今期予想の3,300億円の売上高を5年後には3,700億円にする。
具体的には、現行の鉄道部門の売上高1,400億円を2016年には1,480億円と昨年3月、九州新幹線も全線開通して伸びは殆どないが、非鉄道部門を今期予想1,900億円から20%以上増加させ、2,200億円超に引き上げる。
博多シティの成功により商業施設の開発やMJRシリーズの分譲マンションを九州各地へ拡充させるほか、ホテル事業、オフィスビルの開発などを進展させる。
同社は、こうした事業計画に対して、向こう5年間で鉄道部門も含め2,000億円の投資を行うとしている。
当然、上場を視野に入れてのことである。

事業開発の重点実施項目:大分開発の着実な推進、不動産賃貸事業拡大など

大分開発では、大分駅が2015年春開業に向け現在再開発中である。JR大分駅上野の森口(南口)側に、大分では初となるMJRシリーズの分譲マンションを建設することも明らかにした。

JR九州は、駅周辺の一等地のほか、操車場跡地なども抱え、再開発する用地はいくらでもある。また、分譲マンションMJRは販売力も強く、売れ行きは好調に推移、最近ではライバルの西日本鉄道とコラボした大型案件も開発中である。そうした勢いで、九州各地への展開を加速させるものと思われる。(年間500戸売っても150億円の計算)

同社は、唐池さんになってますます鼻息が荒くなっており、今後が注目される。しかし、福岡市以外は過疎化が進んでおり、地方中核駅での大型商業施設開発では、地元商業施設の疲弊を招くおそれもある。
 

[ 2012年4月 9日 ]
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