昭和鉄工(福岡)/3月決算 業務用エコキュートは好調
同社の当期の機器装置事業については、空調機器製品では原子力発電所向け特殊空調機の受注、熱源機器製品では「業務用エコキュート」の受注・売上が拡販努力により好調に推移した。また、環境機器製品のうち「空気清浄機」の売上が順調に推移した。
その結果、設備工事を含めた当事業の売上高は78億82百万円(前連結会計年度比9.2%増)、受注高は79億74百万円(同比14.3%増)となった。
素形材加工事業については、鋳造品は発電機向けガスタービン関連部品の売上が順調に推移したが、景観製品は前年度のような補正予算の前倒し受注という特殊要因がなく、東日本大震災の影響で予定していた案件の発注遅れ等もあり、受注・売上ともに減少した。
その結果、当事業の売上高は19億77百万円(前連結会計年度比▲17.3%減)、受注高は20億9百万円(同比▲16.1%減)となった。
サーモデバイス事業については、前年度受注案件は順調に出荷・売上計上し、さらにグローバル化によるフレキシブルな生産体制構築のため、韓国の合弁会社への生産移管を行ったが、液晶パネルメーカーの設備投資循環による縮減の影響もあり低調に推移した。
その結果、当事業の売上高は12億25百万円(前連結会計年度比▲45.0%減)、受注高は8億44百万円(同比▲5.8%減)となったとしている。
同社はサーモデバイス事業において以前から、液晶表示装置(LCD)やプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)製造用の熱処理炉を展開していたが、PDPは消滅、液晶も市場が頓挫してしまっている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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09年3月期
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13,813
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31
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16
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-123
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10年3月期
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11,116
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-512
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-526
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-1,636
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11年3月期
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11,837
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86
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85
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38
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12年3月期
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11,084
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33
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23
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73
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前期比
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93.6%
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38.4%
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27.1%
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192.1%
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13年3月期予想
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12,000
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60
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60
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40
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13年期予/12年期比
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108.3%
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181.8%
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260.9%
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54.8%
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12年3月期
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総資産
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純資産
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自己資本
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自己資本率
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14,108
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2,904
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2,907
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20.6%
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