アイコン 福岡市土地開発公社の職員 移転補償料に手心 お小遣い貰い逮捕

福岡市の外郭団体の係長で市から派遣されている職員の男が、市の事業の用地買収をめぐり、対象の土地にある建物の所有者に対し、建物の移転補償費を水増しした見返りに現金数十万円を受け取ったとして収賄の疑いで福岡県警に18日逮捕された。

収賄の疑いで逮捕されたのは、福岡市の外郭団体、「福岡市土地開発公社」の係長で市から派遣されている佐藤容疑者で、大野城市の自営業、村勢容疑者が、贈賄の疑いで逮捕された。

警察によると、佐藤係長は去年4月中旬、市が発注する西鉄天神大牟田線雑餉隈駅周辺の高架化事業の用地買収をめぐり、対象の土地に建物を所有している村勢容疑者に対し、建物の移転補償費を水増しした見返りに、現金数十万円を受け取ったとして収賄の疑いがもたれている。

佐藤係長は当時、用地の取得に伴う移転補償費の算定をする業務を担当しており、村勢容疑者とは以前からの知り合いだったという。2人はいずれも容疑を認め、佐藤係長は「お小遣いが欲しかった」と供述しているという。

警察は福岡市役所や福岡市土地開発公社を捜索するなどして癒着の実態を詳しく調べることにしている。 福岡市の高島市長は「公社職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、容疑内容が事実であれば厳正に対処して参ります」とのコメントを発表した。

なお、当逮捕劇は、福岡県警が両容疑者の逮捕を確定させていたものの、高島市長が福岡市とフランスのボルドー市との友好都市30周年を記念して外遊していたため伸ばされ、17日帰国、公務に就いたため本日の逮捕となった。

[ 2012年5月18日 ]
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