アイコン クラレ/米モノソル社を買収 "酢ビ・ポバール系事業"の拡大・強化

クラレは、基幹事業のひとつである“酢ビ・ポバール系事業”の拡大戦略の一環として、米国のポリビニルアルコール(ポバール)フィルム製造・販売メー カーであるMonoSol(モノソル)社を買収することを決定し、同社の親会社であるMonoSol Holdco 社と合意したと発表した。

 MonoSol 社は、洗剤・農薬・染料などの個包装、人工大理石離型用など産業用ポバールフィルムではリーディングカンパニーの位置にある。

本件の買収によって、クラレはポバールフィルムに関し、液晶ディスプレイの基幹部材である偏光フィルム向けの光学分野だけでなく、広範な産業分野においてもグローバルリーダーとなる。

今後、クラレは日本・米国・欧州・アジア拠点の有機的な連携により“酢ビ・ポバール系事業”の世界市場における拡大・強化をいっそう加速させる。

なお、この買収は所管当局の正式な承認を受けた後に実行されるとしている。

MonoSol(モノソル)社の概要
会社名 : MonoSol, LLC
創 業 : 1953 年
所在地 : 米国・インディアナ州・メリルビル(工場:米国、英国)
従業員 : 約300 名

“酢ビ・ポバール系事業”とは、 酢酸ビニルを主要原料とするポバール樹脂、ポバールフィルム、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂、PVB フィルム、EVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合体)樹脂(当社商標<エバール>)、ビニロン繊維に代表される当社の主要製品群からなる事業。

 小泉政権以降、自己資本を貯め込んだ企業は、今は円高であり、積極的に海外の同業の有望企業を買収することだ。世界のシェアーを握れば生きていける。
 

[ 2012年5月23日 ]
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