アイコン ソフトバンクのヤフー/アスクルを傘下に 第3者割当42.47%取得

ヤフーとアスクルは4月27日、コマース関連事業領域で資本業務提携すると発表した。
資本業務提携により、ヤフーが優位性を有する集客機能や決済機能と、アスクルがBtoB(企業間取引)の通販事業に関して、優位性を発揮している物流機能 (配送機能)、MD機能(マーチャンダイジング)とCS機能(顧客満足)を、相互補完して、他のBtoC(企業と消費者の取引)のオンライン通販業者に対 して、価格、品質、配送その他のあらゆる点において優位性を有するEコマース事業(電子商取引事業)を展開するという。

本業務提携における重要な事項について協議・検討を行うための組織として、ヤフーの宮坂学CEOとアスクルの岩田彰一郎代表取締役が参加するステアリングコミッティ(運営委員会)を設置する。
アスクルは、第三者割当によりヤフーを割当先としてアスクルの普通株式23,028,600株(第三者割当後の所有議決権割合42.60%、発行済株式総数に対する割合42.47%、発行価格は1,432円前後)を発行する予定で、ヤフーは、第三者割当により発行される新株式を全て引き受ける。
株式の取得価格は329億99百万円で、ヤフーはこれまでのプラスに変わり、アスクルの筆頭株主となる。
 
アスクルは、事務機器のプラスが、他社に先駆けBtoB通販事業のアスクル事業部を1993年3月発足させた。1997年5月アスクル事業部をプラスが作ったアスクル(株)に事業を譲渡。2000年11月ジャスダックに上場(現、東証一部)。
(プラスは1948年今泉商店と鈴木商店が合併した千代田文具(株)が社名変更を重ねてプラスとなった。今泉家が実質支配。大株主はアスクルとビズネット)
 プラスは、当事業の業績に限界を感じたのであろうか?
 4月27日のアスクルの株価は1,596円。発行株式総数は31,189,400株。

アスクルの業績推移
連結/百万円
2009年5月期
2010年5月期
2011年5月期
売上高
190,469
188,991
197,070
営業利益
8,240
7,014
5,357
経常利益
8,246
6,913
5,275
当期利益
4,528
3,485
-1,015
総資産
73,979
72,241
72,010
自己資本
16,392
18,989
16,575
資本金
3,535
3,535
3,535
有利子負債
16,071
12,042
8,191
自己資本率
22.2%
26.3%
23.0%
 
プラス大株主の状況 平成231120日現在
主要株主名
/(千株)
割合
プラス株式会社
8,359
26.8
日本トラスティ・サービス信託銀行
3,336
10.7
日本マスタートラスト信託銀行
1,561
5.01
資産管理サービス信託銀行株式会社
1,396
4.48
野村信託銀行株式会社
1,338
4.29
プラス技研株式会社
1,076
3.45
今泉 壮平
926
2.97
岩田 彰一郎
898
2.88
ザ チェース マンハッタン バンク  エヌエイ ロンドン
807
2.59
今泉 英久
796
2.55
20,497
65.72
 
 
[ 2012年4月28日 ]
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