東京製鐵/第1四半期 真赤々
同社は第一四半期について、震災復興関連需要の遅れで内需が盛り上がらない一方で、欧州金融危機の継続が想定以上に深刻な影響を世界経済に及ぼしたため、当初期待していた値戻しが一向に進まず、逆に、国内外で鉄鋼製品市況の下落が顕著となった。
製品出荷価格が当初予想を下回り、また、製品販売数量も伸び悩んだため、期間損失が当初予想に比べ大幅に拡大した。加えて、製品市況の下落を受けて6月末 に当社販売価格を全面的に値下げしたことによる第1四半期末の製品在庫に係る評価損失を含めて、第1四半期末において25 億円強の在庫評価損失等が発生した。
以上により、期初には第2四半期累計期間で10億円の営業損失と見込んでいたが、第1四半期において既に当初予想を大幅に上回る営業損失▲61億14百万円、経常損失▲58億95百万円、四半期純損失▲60億14百万円の計上を余儀なくされたとしている。同社の自己資本は2,136億54百万円あり、これしきの赤字では体勢に影響はない。
世界一の鉄鋼製造国となった中国は只今不況に陥っており、生産過剰分が韓国に大量に流入して、ポスコなどがボコボコにされている。
東電の電気代も上がるというが、同社は相応分の発電所を所有しているのだろうか。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第1四半期
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46,964
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11
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117
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257
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13年3月期第1四半期
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45,462
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-6,114
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-5,895
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-6,014
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前期第1四半期比
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96.8%
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13年3月期通期予想
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175,500
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-14,500
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-14,500
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-14,500
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12年3月期実績
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166,791
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-11,263
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-11,193
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-14,273
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11年3月期実績
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148,956
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-9,165
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-9,095
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-10,425
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10年3月期実績
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105,670
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-3,412
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-2,910
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-6,785
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通期予想/前期比
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105.2%
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鉄鋼価格/日刊鉄鋼新聞社2012.7.23
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鉄鋼
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東京
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大阪
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異形棒鋼
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SD295 16-25ミリ 直送
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→56,000
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→52,000
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H形鋼
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5.5 / 8 X 200 X 100
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→68,000
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→63,000
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熱延鋼板
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1.6ミリ,4X8
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→65,000
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→67,000
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冷延鋼板
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1.0ミリ,3X6
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→81,000
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→82,000
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厚板
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16×25×5X10=無規格
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→80,000
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→84,000
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