VWがポルシェを買収、子会社化
独フォルクスワーゲン(VW)は4日、ポルシェと8月1日経営統合することで合意したと発表した。
VWは、かって親会社だったポルシェを完全子会社化し、2018年までにグループでの世界販売台数1千万台突破を目指す。
VWは、既にポルシェの自動車部門の株式を49・9%取得。発表によると、残り50・1%を計44億6千万ユーロ(約4460億円)で買い取る。
VWのウィンターコルン会長は「経営統合は財務的にも戦略的にも両社をより強くし、前に進めるものだ」と述べた。
ポルシェは2005年当時、VWの株を買い増し子会社化をはかっていたが、資金に行き詰まり、逆にVWがポルシェを買収し、経営統合させることで決定していたが、実行はポルシェ一族の持株の買取価格で延びていたものと思われる。
ポルシェは1930年、フォルクスワーゲン・タイプ1(初代カブト虫)を設計した技術者フェルディナント・ポルシェにより、デザイン事務所として設立された。1948年9月息子であるフェリー・ポルシェが、ポルシェ356・.001を製造販売して自動車メーカーとなった。
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