アイコン オムロン元四条事業所の敷地内から大量の土壌と地下水汚染

オムロンが四条事業所(工場)として使用していた京都市右京区の土地で、国が定めた基準を上回るトリクロロエチレンなどが検出されたことが12日わかった。
オムロンは土壌や地下水の浄化対策を行うことにしている。

オムロンは、事業所の移転に伴い本年3月、法律に基づき調査したところ、

有害物質のトリクロロエチレンが
土壌で国の環境基準の167倍、
地下水で153倍検出され、
また、ダイオキシン類が基準値の4.5倍の土の中の廃棄物の層から検出されたという。
なお、京都市が周辺の地下水を調査したところ環境基準を超える有害物質は検出されたところはなかったという。

オムロン四条事業所の3550平方メートルの敷地は、昭和30年代から平成2年まで工場として、昨年まで研究開発部門の事業所として使用されていた。
同社によると、トリクロロエチレンは、当工場で昭和40年代に金属の洗浄剤として使用、何らかの理由で漏れ出したのではないか、
ダイオキシンについては、昭和50年代ころまで使っていた焼却炉の灰を敷地内に埋めていたことが原因ではないかとしている。
会社では、井戸を掘って地下水を回収し、汚染された土壌を壁で囲い除去していく方針。

昔は、今の中国のようにこれら有害物質に対する規制も甘く、あったりなかったり、全国のどこの工場も似たりよったりだった。その結果、水俣病・イタイイタイ病など人災の公害問題が発生してきた歴史となっている。
 

[ 2012年7月13日 ]
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