アイコン シャープ/5000人規模の希望退職者を募り人員削減へ

シャープは、主力の液晶やテレビ事業の業績悪化で、今年度中に従業員を5000人削減する方針を固めた。
シャープは昨年度、過去最大の赤字を計上したのを受け、台湾の大手電子機器メーカーのフォックスコンと資本提携し、経営の立て直しを進めている。
しかし、現時点では、業績の悪化に歯止めがかからず、国内外であわせて5万7000人いる従業員のうち、約5000人を早期退職の募集などによって削減する方針を固めた。

シャープでは、経営陣の責任を明確化するため、これまで10%から30%としていた役員報酬の削減の割合を20%から50%に拡大するとしている。
大手電機メーカー各社は、今年度中にソニーが国内外のグループ全体で約1万人規模の人員削減に踏み切るほか、パナソニックも約7000人いる本社従業員を大幅に減らす方針であり、経営悪化により、雇用を大幅に調整する動きとなっている。
シャープが従業員を削減するのは昭和25年以来、62年ぶり。
なお、7月9日発表のDeLL等の訴訟和解金、158億57百万円の支払も痛い。

シャープの業績推移と今期予想
決算期
2010年3月期
2011年3月期
2012年3月期
2013年3月期予
売上高
2,755,948
3,021,973
2,455,850
2,700,000
営業利益
51,903
78,896
-37,552
20,000
経常利益
30,995
59,124
-65,437
-20,000
当期利益
4,397
19,401
-376,076
-30,000
総資産
2,836,255
2,885,678
2,614,135
更に悪化見通し
自己資本
1,044,507
1,026,033
625,894
 
資本金
204,676
204,676
204,676
 
有利子負債
794,453
820,961
1,094,467
 
自己資本率
36.80%
35.60%
23.90%
 
 
[ 2012年8月 2日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索