アイコン 宮崎大に太陽エネルギー研究拠点完成 三鷹光器製 日照ランキング付

2012年8月6日、宮崎市の宮崎大学工学部に、太陽エネルギーを活用してさまざまな最先端の技術を開発するための研究設備が完成した。
完成したのは、地上に並べた880枚の鏡を使って太陽光を、16メートルの高さに設置された直径約4メートルの反射鏡に集め、さらに、反射鏡の真下の1点に光を集中させる研究設備。
宮崎県と光学機器メーカーの三鷹光器(株)が、今年1月から建設を進めてきたもの。
この研究設備によって太陽光をもとに1,500度以上の熱が得られ、宮崎大学は共同研究に参加する新潟大学とともに、水を分解して燃料電池の原料となる水素を取り出す研究や、火山堆積層から半導体の原料を製造する研究などを進めることにしている。
三鷹光器(株)の中村勝重社長は、「これから世界に羽ばたいていく準備ができた。あとは実績を上げていくことが大事だ」と話している。

 
<太陽活用の県 宮崎県>
住宅用太陽光発電システム普及率4.08% 全国第2位(2011年)
太陽熱温水器世帯普及率38.8% 全国1位(2004年)
太陽光エネルギー自給率・太陽熱エネルギー自給率 全国1位(2010年)
快晴日数:52.7日 全国2位 1980年~2010年の平年値
 
 
大同特殊鋼の14KW集光型太陽光発電システムを宮崎大学に導入
 2009年10月16日、宮崎大学に大同特殊鋼の14KW集光型太陽光発電システムが設置された。大同特殊鋼の集光型太陽光発電システムは、熱対策を施した太陽電池素子にプラスチックレンズで集光することで、最小の材料で最大の発電量が確保できるという太陽光発電システム。最大出力を追求する追尾装置により、常に太陽を追いかけるしくみになっている。
 
 
太陽熱によるマグネシウム電池再生施設/東北大が宮崎県日向市で
2011年9月東北大学は、宮崎県日向市に「太陽エネルギー利活用実験施設」を完成させた。当施設は、太陽の光を集め、酸化したマグネシウムを熱し、元のマグネシウムに精錬する技術の研究を行っている。マグネシウム電池は、マグネシウムが酸化するときに発電、酸化してしまった酸化マグネシウムを太陽光熱で精錬して、元のマグネシウムにするリサイクルする実験施設。
 
 
宮崎リニア実験線路上にソーラー発電施設/国際航業G
20094月、国際航業グループの宮崎ソーラーウェイ(株)は、宮崎県児湯郡都農町にあるリニアモーターカー実験施設ガイドウェイに太陽光パネルを配置して1メガワットの発電所の建設を行い運営開始した。
 
 
ソーラーフロンティア/世界最大級の工場建設
2011年4月、ソーラーフロンティア(株)が、宮崎県国富町に世界最大級の生産規模(900メガワット/年)を持つ第3工場を立地した。(宮崎第1工場:20メガワット/年 第2工場:60メガワット/年と併せて、980メガワット/年の生産能力となる)
 
年間日照時間ランキング 時間
1
高知県
2,034
100.0
2
宮崎県
2,003
98.5%
3
山梨県
1,961
96.4%
4
愛知県
1,944
95.6%
5
鹿児島県
1,941
95.4%
6
岐阜県
1,939
95.3%
7
広島県
1,938
95.3%
8
大分県
1,927
94.7%
9
熊本県
1,924
94.6%
10
愛媛県
1,917
94.2%
11
群馬県
1,894
93.1%
12
徳島県
1,890
92.9%
13
佐賀県
1,889
92.9%
14
和歌山県
1,886
92.7%
15
岡山県
1,866
91.7%
16
香川県
1,863
91.6%
17
兵庫県
1,861
91.5%
18
大阪府
1,860
91.4%
19
長崎県
1,853
91.1%
20
静岡県
1,847
90.8%
21
三重県
1,837
90.3%
22
福岡県
1,829
89.9%
23
長野県
1,823
89.6%
24
山口県
1,805
88.7%
25
埼玉県
1,748
85.9%
26
北海道
1,725
84.8%
27
滋賀県
1,700
83.6%
28
神奈川県
1,667
82.0%
29
奈良県
1,661
81.7%
30
栃木県
1,645
80.9%
31
京都府
1,644
80.8%
32
茨城県
1,639
80.6%
33
鳥取県
1,638
80.5%
34
宮城県
1,636
80.4%
35
千葉県
1,624
79.8%
36
沖縄県
1,621
79.7%
37
東京都
1,588
78.1%
38
石川県
1,587
78.0%
39
福島県
1,582
77.8%
40
岩手県
1,581
77.7%
41
島根県
1,576
77.5%
42
福井県
1,563
76.8%
43
富山県
1,539
75.7%
44
山形県
1,524
74.9%
45
新潟県
1,521
74.8%
46
青森県
1,465
72.0%
46
秋田県
1,465
72.0%
総務省統計局 『社会・人口統計体系』      2008年版
 
[ 2012年8月 7日 ]
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