前田建設工業/第一四半期
同社は、土木主体から民間大型建築に積極展開して今や6割が建築工事の売上高となっている(土木3割)。海外にも注力しており、香港に地盤を持つ、本社の再開発に着手している。資本提携して傘下にしているマリコンの東洋建設と連携強化をはかっている。
同社は第一四半期について、わが国経済は、東日本大震災からの復興需要等を背景に、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかな回復基調 で推移した。建設業界については、公共投資は震災復興に伴う補正予算等により堅調に推移したが、受注競争が激化するなど、引き続き厳しい環境下にあるとし ている。
なお、同社の第一四半期に見る手持ち工事高は、昨年同期とほぼ変わらず、3,820億24百万円 (前年同期3,875億45百万円)となっている。内訳は建築2,229億73百万円(前年同期同2,281億70百万円)、土木工事も1,590億50百万円 (前年同期1,593億75百万円)となっている。
松下政経塾政権が、震災復興予算を可能な限り一度に出さず、チンタラ執行させていることから、国全体への経済波及効果が限られ、復興特需が日本全体へ及ぼす影響は既に霧散してしまっている。景気回復の起爆剤としても復興予算があったはずであるが。
松下政経塾政権は、親会社のパナソニック同様、マーケティングや経済政策の分析力がない。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第1四半期
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59,654
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-559
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-882
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-1,190
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13年3月期第1四半期
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65,075
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-1,187
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-1,817
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-2,582
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前年同期比
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109.1%
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13年3月期予想
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335,000
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5,800
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6,000
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5,000
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12年3月期実績
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313,327
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5,299
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5,290
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3,197
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11年3月期実績
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291,887
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1,918
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1,360
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-2,547
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10年3月期実績
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328,625
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2,683
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3,569
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2,376
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今期予想/前期比
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106.9%
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109.5%
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113.4%
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156.4%
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