アイコン 日本板硝子/欧州2工場閉鎖へ 2012年9月の欧州の車市場の状況

同社は、急速な景気後退に伴うヨーロッパ自動車産業の需要減少に対応す るため、グループの自動車用ガラス加工拠点であるウロヤルヴィ(フィンランド),ウーリァ(スウェーデン)の2工場を閉鎖することとし、現地工場の労働組 合ならびに従業員に本日までにその提案を通知した。閉鎖完了の時期は、2013年末迄を想定していると発表した。

<欧州の車市場の状況>

ロイターの10月16日の報道では、9月の欧州連合(EU)の新車販売台数は▲10.8%減の109万9264台。1~9月の累計では▲7.6%減の936万8000台となった。9月の販売台数が明確に増加したのは英国だけだった。12ヶ月連続の前年同月比割れである。

(ドイツ自動車工業連盟(VDA)は、9月の販売減について、労働日数が前年9月に比べ2日少なかったことや、スペインでの付加価値税引き上げが響いたとの見方を示した。
自動車業界調査会社のRLポークは「債務危機をめぐる問題がドイツにも影響を与えている」として、西欧における2012年の新車販売台数は100万台減少して1,176万台にとどまるとの見通しを示した。2013年については「EUの問題が落ち着いたとしても」(1,163万台に)若干減少するとの見方を示している。・・・ロイター記事ではない。)

9月のブランド別販売状況は、これまでシェアを伸ばしてきたトップのフォルクスワーゲン(VW)が▲13.8%減少。シェアも落とした。
2位のフォードと3位のオペルも、それぞれ▲15.0%、▲16.0%減少した。

ゴーンさんのルノーに至っては販売台数が▲33.0%近くも落ち込み、フランスメーカーとしてのトップの座をプジョーに譲った。プジョーは欧州で4位に浮上した。

 9月28日のロイターは、フィアットのCEOが、こうした欧州経済の悪化と車販売の低迷に欧州の自動車業界が協調して工場を閉鎖し、生産台数を減らす必要があるとの見解を報じていた。
 

[ 2012年10月29日 ]
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