ルネサス・エレクトロニクス/中間期 5,000人追加削減求められる
同社は、半導体市場の先行きが怪しくなったことから2010年、NECエレクトロニクスを存続会社として、日立製作所、三菱電機の半導体製造会社が合体した会社。
半導体企業の世界市場は、リーマン・ショック以降は世界経済が低迷、米国は浮上仮定まで回復してきているが、欧州に至っては、その戦後処理が遅くなり、昨年末から財政問題が急浮上、経済低迷は増している。
リー マン・ショック後も、大増産体制を取っている中韓国の半導体艦隊と日本半導体艦隊がぶつかり、円高も加わり半導体市場では日本勢は完敗して今日があるが、 日本勢だけが完敗したわけではなく、欧米諸国の半導体メーカーは殆ど駆逐されてしまった。時代の流れである。今や銭さえあればどこの国でも作れるように なっている。労務費はミャンマーやバングラデシュが安いが、電力等のインフラ問題がある。
ルネサスは巨額赤字に、会社元の3社に対して資金調達し ようとしたが3社は金額面で難色、米ファンド連合へ第3者割当増資(経営権の売却)して経営資金を調達、生き残りをはかろうとしていた。しかし、同社の半 導体を利用している日本のトヨタなど産業界+革新機構(共同支援グループ、技術流出問題もあった)から、2,000億円の増資引き受けの意向が示され今日 がある。
同社は、今5月に工場閉鎖を含む1万人の削減を発表、実施した結果、7,446名が応募、840億円を特別費用計上すると10月発表、労務経費が今後530億円削減されるとしていた(中間決算に反映)。しかし、共同支援グループから5,000人の追加削減を先般求められている。今回の中間期や期末予想数値には、5,000人削減分の費用は当然反映されていない。
同社の中間期事業の業況は、
マイコン事業(自動車・家電・ゲーム用など)は前年同期比▲7.5%減の809億円。
アナログ&パワー半導体(自動車・産業機器・パソコン用など)は1.3%増の681億円。
SoC事業(携帯・ネットワーク機器・産業機器用など)は、▲13.0%減の550億円。
となっている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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450,576
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-29,203
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-33,335
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-42,011
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13年3月期第2四半期
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409,384
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-23,310
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-24,443
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-115,081
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前年同期比
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90.9%
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13年3月期予想
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868,000
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21,000
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10,000
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-150,000
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12年3月期実績
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883,112
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-56,750
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-61,228
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-62,600
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11年3月期実績
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1,137,898
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14,524
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1,033
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-115,023
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10年3月期実績
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471,034
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-49,235
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-54,397
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-56,432
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13期予想/12期比
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98.3%
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黒字転換
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13年3月期第2四半期
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総資産
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純資産
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自己資本
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自己資本率
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748,251
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106,820
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97,300
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13.0%
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