アイコン スズキ/米国での自動車販売撤退 円高で輸出競争力低下

 スズキは6日、米国本土の自動車販売事業から撤退すると発表した。円高で日本から輸出する自動車の競争力が低下したため。米国での自動車の在庫がなくなり次第、米国本土での販売を完全に終了する。

 スズキが全額出資する販売子会社のアメリカンスズキモーター(ASMC)は5日の取締役会で、米連邦破産法11条の適用申請を決めた。

今後は二輪車などの販売に事業を集約し、再建を目指す。ASMCはハワイ州を除く米国で自動車や二輪車の販売を手掛けているが、商品は小型車中心で品ぞろえも少なかった。スズキによると米国での販売台数は2011年で約2万7千台。

米国市場では、米国内かメキシコに生産工場を持たない限り、円高やサービス面でも対応できなくなっている。スズキの場合は国内でも生産している普通車の車種が限られておいる。同社が圧倒的に強いインドでもスウィフトパターンの車だけであり、米国人に受け入れられるのには限界がある。特に中国人とアメリカ人は、自己顕示欲の塊のような国民性であり、輸入車だったらデカクて安く、低燃費も加わった車しか売れない。せめて小型車でもインプレッサあたりの車は必要。

同社が強い軽自動車は、市場としてアメリカにもどこにも存在しない。

 

[ 2012年11月 6日 ]
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