久留米の道仁会系事務所で手榴弾爆発
20日午後8時50分頃、福岡県久留米市白山町(JR久留米駅から南南西へ約800メートル離れた住宅街)の指定暴力団・道仁会系組事務所付近で「ドーンという爆発音のような音がした」と、近くの住民から110番があった。
福岡県警の捜査員が、現場に駆け付けたところ、組事務所敷地内に何かが爆発したような痕跡があった。手榴弾が投げ込まれたとみられ、県警は道仁会と抗争事件を繰り返している指定暴力団・九州誠道会による犯行の可能性もあるとみて調べている
<「特定危険指定暴力団」「特定抗争指定暴力団」指定へ>
10月に施行された改正暴力団対策法に基づき、福岡県公安委員会は12月20日、県内に本部を置く3つの暴力団を取締りが強化される「特定危険指定暴力団」や「特定抗争指定暴力団」に指定することを決めた。
改正暴力団対策法では、暴力的な不当要求を繰り返す暴力団を「特定危険指定暴力団」に指定。また、対立抗争で住民に危険を及ぼすおそれのある暴力団を「特定抗争指定暴力団」に指定し、縄張などをもとに定められた「警戒区域」で、警察官が取締りを強化する。
「特定抗争指定暴力団」指定では、道仁会と九州誠道会に対する警戒区域は、本部を置く福岡県久留米市(道仁会)や大牟田市(九州誠道会)など、県内の25の市と町で、対立する組員につきまとったり、関係先をうろついたりするだけで逮捕できる。暴力団の指定は12月27日に行われる見通しで、改正暴力団対策法が本格的に運用されることになる。

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