アイコン テスラ・モーターズ「MODEL-S」炎上 危惧された発火 シアトル近郊

リチウム電池で動くテスラの電気自動車は、市販車の中で現在のところ、行続距離やスピードの点で最先端をいっているが、危惧された車両火災が発生した。
報道によると、ワシントン州シアトル郊外で発生、下記のYouTubeに掲載された。
同社によると、EV車「MODEL-S」のバッテリー部分に大きな金属片がぶつかり生じた。バッテリーは16モジュールに分かれ、全体への広がりを防止する安全策が取られており、その一つが炎上、火災は車両前部の一部にとどまった」とコメントしているという。

しかし、地元消防当局によると、一旦、火は沈下したものの、再び車両下部から火の手が上がり、消防隊は、バッテリーパックに複数の穴を開け、消化に当たったという。
動画で見る限り、自動車の前部だけで収まったような火災ではないが・・・。

テスラSにおけるバッテリーパックの配置は、車両デザイン優先で車両下部となっている。しかし、衝突などによりバッテリーが発火する可能性は、同じリチウム電池搭載のリフーやプリウスPHV車など後方配置車に比べ高いといえる。

自動車事故は、あらゆることが想定されるが、ガソリン車でもぶつかり具合では炎上することがある。電気自動車、特にリチウム電池搭載車は、発電量が大きく、持続性もあり、リチウム電池は市販バッテリーでは最強といえる。これまでも、パソコンや携帯電話などいろいろな物に利用されてきていた。
しかし、その安全性は、飛行機787型機問題や先般は中国で安価な海賊版のリチウムバッテリーを使用したiPhoneで、スチュアーデスが死亡する事件も報道された。技術のソニーが失楽園に至るきっかけもリチウム電池の発火事故による全世界リコールであった。

テスラ・モーターズへリチウムイオン電池を納入しているのはパナソニックだ。今では三菱・日産はじめ米メジャー各社も電気自動車の市販を開始しており、パナソニックもリチウムイオン電池を再建の大きな切り札の一つに挙げている。

今後のテスラ・モーターズの売れ行きが鈍化すれば、EV車に警鐘を鳴らす事故となる。
ただ、当火災の正式な原因究明はまだなされていない。
一般の人による当YouTubeの投稿で、テスラ社の株価は5%以上も下がった。
 

[ 2013年10月 4日 ]
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