アイコン 大村競艇を再建させた男!④(遠藤謙二)

遠藤謙二氏
遠藤謙二氏
(長崎新聞より借用
その業績回復は全国24の競艇場の中でも群を抜き「奇跡のボート場」ともてはやされた。
 私生活は破天荒な一面も。マージャン、競艇をはじめ賭け事を好み、若いころはには借金もつくった。良くも悪くも公務員然としていないタイプだったからこ そ、人を引きつけたし、大村ボート再生を成し遂げることができたのだろう。06年からモーターボート競争事業管理者。昨年10月に末期の食道がんが見付 かった。術後療養中の今年2月、「やり残したことがある」と主治医や妻の制止を振り切り職場復帰。亡くなる10日前の会議でも、息も絶え絶えになりながら 部下をしかりつけた。

「大村ボートが本当に大好きで、自分の分身のように思っていました」と妻は涙ぐむ。命を削って一つでも仕事をこなすことで、競艇発症の地としての「誇り」を、後進に託そうとしていたのかもしれない。(報道部・北川亮)

[ 2013年10月21日 ]
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