沖縄知事が移設派支持 名護市長選
産経新聞 10月25日(金)7時55分配信
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/futenma/?id=6095025
沖縄知事が移設派支持 名護市長選 末松氏、出馬正式表明
自民党の末松文信(ぶんしん)沖縄県議(65)は24日、名護市で開いた後援会会合で来年1月19日投開票の市長選への出馬を表明した。末松氏は米軍普 天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設を容認する立場で、辺野古移設反対を掲げる現職の稲嶺進氏(68)との一騎打ちになると みられ、過去の同市長選と同様に普天間移設の是非が最大の争点になりそうだ。
末松氏は会合後、出馬の理由を「市議団から要請を受けたため」と記者団に説明。辺野古移設を条件付きで容認する市議会会派「礎(いしじ)之会」から働きかけがあったことを強調した。
これを受け、仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事は24日、東京都内で記者団に末松氏を支持する考えを表明した。辺野古移設実現に向けた環境整備が軌道に乗りつつあり、政府内にも「歓迎する」(菅義偉(すが・よしひで)官房長官)と安堵(あんど)感が広がった。
とはいえ、政府や容認派にとって、いばらの道は続く。
仲井真氏が辺野古の埋め立ての可否を判断するにあたり、稲嶺氏に求めている意見提出が11月末に迫っているためだ。稲嶺氏は移設反対の意見案をまとめる見通しで、市議会で意見案を否決できるだけの容認派議員を確保できるかが焦点となる。
礎之会が末松氏擁立を急いだのもそのためだ。政府高官は「国とのパイプも太い末松氏の出馬で勝ち馬に乗ろうとする議員心理が働く」と指摘し、稲嶺氏を支持する会派に所属する保守系市議らが容認派に転じることに期待する。
しかし、「時間がない」(別の高官)のも事実で、市議会で意見案を否決できなければ、12月以降の知事の埋め立て可否判断は市長選後にずれ込む可能性がある。そうなれば、市長選の結果が移設の行方に直結することになる。
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