東海大が出資する「霞ケ関東海倶楽部」は、宴会場やレストランなどを手がける「校友会館」を「霞が関ビル」(千代田区)で経営。東海大は、校友会館が同ビルに対して支払う年間家賃約４億円を負担する一方、同倶楽部からは「業務委託料」として年間約２億５千万円を受け取っていた。
　しかし国税局は、業務委託契約に実体がないと判断。６年分の家賃と委託料との差額約６億円が、大学から同倶楽部への寄付金にあたると指摘。また、会館が２００９年に同ビル内で移転した際の内装工事費など約６億円についても、損金として一括計上し利益を圧縮していたと認定しもの。

同大のHPでは、
「2011年度に、東京国税局が行った当法人に対する税務調査の際に、当法人と株式会社霞ヶ関東海倶楽部との建物賃貸借契約関係について指摘がありました。
当法人は、係る指導を受け入れて、これを是正するとともに、指摘に沿って納税いたしました。
今後も当法人は、コンプライアンスとアカウンタビリティを基本姿勢として、社会的責任を果たしてまいります。」と表明している。
所得隠し=脱税である。

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大学の施設運営管理の（株）三保ランド（東京都渋谷区富ヶ谷１－３６－６、代表清算人：石井正夫弁護士）は２００２年３月２３日、東京地方裁判所において、特別清算の開始決定を受けた。
負債額は約２５億円。
東海大学社会教育センター（海洋科学博物館・自然史博物館・三保研修館）などの施設管理を行っていた。
（株）三保ランドの親会社は「東海教育産業(株)」、その株主は、東海大学・学校法人国際武道大学、(株)霞ヶ関東海倶楽部他となっている。
　「過去の赤字分」とは、三保ランドの処理における赤字だったかもしれない。まったく別かもしれないが・・・。