１、国内土木事業は、東日本大震災によって被災した港湾インフラの復旧に全力を挙げて取り組むとともに、国際コンテナ戦略港湾などの事業の受注及び施工に注力した。結果、当第３四半期連結累計期間の売上高は492億円（前年同四半期比5.1％増）となり、営業利益は20億円（前年同四半期比64.9％増）となった。

２、国内建築事業は、医療福祉施設、食品工場、物流センターなどの分野を中心に受注及び施工に取り組んだ。結果、当第３四半期連結累計期間の売上高は297億円（前年同四半期比18.5％増）となったが、労務費や資材価格上昇などの影響を受け、営業損失は▲１億円（前年同四半期は営業損失▲７億円）となった。

３、海外建設事業は、フィリピン、インドネシア、ベトナムなどの東南アジアや、アフリカ沿岸国のインフラ整備事業を中心に受注及び施工に取り組んだ。結果、当第３四半期連結累計期間の売上高は206億円（前年同四半期比63.2％増）となり、営業利益は２億円（前年同四半期比▲11.0％減）となったとしている。

同社は、過去、建築において、赤字をタレ流し、前田建設工業に助けてもらったが、ほかのゼネコンが建築利益を回復させる中、まだ価格対応能力が足りないようだ。