さて、ご存知の方も多いが、平良朝敬の経営するかりゆしアーバンリゾート那覇では、仲井真知事をはじめ、保守系政治団体等のパーティーやあらゆる会合が 一極集中的に開催されてきた。しかし、平良朝敬への忠誠心を表す踏み絵のごとく、かりゆしグループを使う理由はもう無くなったと喜ぶ競合ホテルも多いと聞 く。最近の平良朝敬の左翼と共同の動きのおかげで、保守系の会合やパーティをかりゆしグループで開催すること自体が忌避されている状況が今まさに発生して いるのだ。

　しかし、その一方で、かりゆしグループにとっては、左翼の応援をすることによって、教職員や労組など、これまで未開拓の団体の各種会合が増えるとさえ予 測しており、メリットはこれまでになく大きく、計り知れないと期待されているようだ。取らぬ狸の皮算用にならぬか、その行方が注目される。そんなビジネス ライクの発想から、政治的な発言を繰り返していることもあり、ちょっとした気の緩みで「俺は革新を応援しているのではない。反仲井真知事の体制を実現する ために利用しているだけだ！」などと発言してしまうのである。

　かりゆし平良朝敬はつぶやく、「これで教職員・労組など未開拓マーケットがうちに来るぞ！」と。

かりゆしＣＥＯ平良朝敬考／沖縄市長選を控えて(その８) につづく。