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兵庫県警は（2014年）５月２８日、神戸市立医療センター中央市民病院（神戸 市中央区港島南町２）の移転に伴うシステム導入をめぐり、業者に便宜を図った見返りにパソコン数台を受け取ったとして、収賄容疑で、同病院薬剤部でシステ ム開発の責任者であった元副部長、妻木邦彰容疑者（60、３月に定年退職）と医療設備機器販売会社の（株）トーショー（売上高：246億円、本店：東京都 大田区東糀谷3丁目13番7号、代表：大村司郎）の元社員らを逮捕した。
逮捕容疑は、２００９年１１月にあった薬剤部門の新システム開発の一般競争入札で、医療メーカー「トーショー」（東京）に便宜を図った見返りとして、１２年３月、同社の社員２人からパソコン数台（百数十万円相当）を受け取った疑い。
　同課は贈賄容疑で、（株）トーショーの神戸支店長（６５）と神戸中央営業所長（５４）も逮捕した。
４人とも容疑を認めているという。

同課によると、入札には３社が参加。予定価格を上回って不調となり、トーショーと取引のある卸会社（東京）が９６９０万円の随意契約で受注。トーショー製の機器一式が納品しされた。
　妻木容疑者は、システム開発の責任者で、仕様書を作成する立場だった。同課はトーショーが有利になるよう、仕様書の内容に手を加えたとみているという。