アイコン パナ社製 ロボットスーツ サツマイモの収穫作業で大活躍 実証実験

福井県あわら市のサツマイモ農場で、収穫作業の負担を軽くする農業用電動アシストスーツの実証試験があった。
装着した作業員がブランド芋「とみつ金時」を詰めた約30キロのコンテナを軽々と持ち上げては、軽トラックに積んだ。
電動スーツは重さ約8キロで、センサーが体の動きを感知して上半身や足の動きをサポートする仕組み。
重い荷物を持ち上げる際に約15キロの力で太ももなどを押し、腰の回転も助けてトラックの荷台に積み込む作業を楽にする。
 このスーツは、パナソニックの社内ベンチャー企業「アクティブリンク(㈱)」(奈良市左京6-5-2)と福井県内の2農業生産法人が設立した「福井アグリアシスト」が共同で開発を進めているもの。

4月に農林水産省の「先端モデル農業確立実証事業」に選ばれ、来年度中の販売を目指している。

ロボットスーツは、介護用や手術用などいろいろな分野での開発が進められているが、農業は特に高齢化が進んでおり、作業の疲れも半端ではなく、販売価格が安ければ、早く普及するものと見られる。意外と農家は金持ちが多い。

<アクティブリンク社>
同社は、パワーアシスト機器の開発で培ったロボット技術を活かし、試作機や製品の受託開発及びコンサルティングを行っている。
1、これまでに、人間が出す力の大きさと向きを検出する操作部と、電磁モータによって動作するロボットの腕が機械的に直結しており、ロボットの挙動を人間が直接感じることができる(ダイレクトフォースフィードバック)のパワー増幅ロボット開発、
2、人の脚力を増幅させるパワーローダーライト”PLL-01”開発、
3、人間の直感的操作性とロボットによるパワー増幅器開発、
4、モータ駆動 下肢用パワーアシスト装具開発
5、モータ駆動のパワーアシスト装具開発
6、空気圧式ゴム人工筋開発
7、工業用に鍛造エアハンマー作業支援パワーアシスト機器を開発、
8、パワーフィンガー・パワーエフェクター・パワーペダルのマンマシンシナジーエフェクター各種試作機開発、
9、足関節保持力可変シューズ『VIVOT』、骨と筋肉の動き実験機ALなど開発している。
 パナ社にも社内ベンチャーで独立させたこうした興味深い企業がよくぞ生き残っていたものだ。

[ 2014年10月 2日 ]
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